「えっ!」ボディ剛性を大幅強化!? 進化した「GRカローラ」11月発売へ! 全開走行でもエンジンが熱ダレしにくい「新型ダクト」の効果とは?
一体感ある走りを実現すべくボディ骨格と吸気冷却性能を改善
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は「GRカローラ」の一部改良を実施。2025年11月3日に発売すると発表しました。

「GRカローラ」は、トヨタがモータースポーツで培った技術と情熱を注ぎ込んだスポーツカーブランド・GRが展開するホットハッチです。
「カローラ」は、モリゾウさんことトヨタ自動車会長の豊田章男氏が、初めて自分の給料で購入したクルマ。「GRカローラ」誕生の背景には、章男氏の「カローラは多くの人の“ストーリーになるクルマ”であり、決して“コモディティ”と呼ばれる存在にしたくないという強い思いがあったといいます。
TGRとマスタードライバーである章男氏にとって、モータースポーツ参戦は「もっといいクルマづくり」の原点。モリゾウさんの「お客さまを虜にする『カローラ』を取り戻したい」という強い想いの下に生み出された「GRカローラ」は、「スーパー耐久シリーズ」など国内モータースポーツへの参戦を通じ、クルマを進化させています。
こうして誕生した「GRカローラ」ですが、そのルックスはベースモデルである「カローラスポーツ」比で片側が3cmずつ張り出した前後フェンダーによって野性味があふれるなど、見た目から高性能をアピール。
心臓部には、「GRヤリス」にも搭載される“GRモデル専用”の手組みされた1.6リッター3気筒ターボエンジンで、トランスミッションには6速MTと“GR-DAT”と呼ばれるスポーツATを、駆動方式にはスポーツモデル専用に開発された4WDシステム“GR-FOUR”を組み合わせています。
そんな「GRカローラ」は、“GRファクトリー”と呼ばれるスポーツモデル専用のラインにて、匠たちが手作業に近い方式で製造。スポーツカーに欠かせないスペシャルなストーリーの下、世に送り出されています。
今回、進化した新しい「GRカローラ」は、参戦中の「スーパー耐久」シリーズで得たノウハウをフィードバック。街中のみならず市販車開発の聖地ともいわれるニュルブルクリンクのような過酷な環境でも、クルマとドライバーとの一体感の高い走りを実現すべく、ボディ骨格と吸気冷却性能を改善しています。
なかでも注目は、より強化されたボディ骨格でしょう。国内サーキットに比べて強烈な上下左右Gが発生する海外のサーキットでも安定した走りを実現すべく、フロントボディ、フロア、リアホイールハウス付近を中心に、構造用接着剤の塗布量を拡大。従来の「RZ」グレード比でプラス13.9mとなる32.7mに延長しています。
これにより、質量増加を最小限に抑えながら、一段と高剛性なボディに進化。強化されたボディ骨格により、街乗りからサーキットまで、あらゆるシーンでクルマとドライバーとの一体感を高めています。
また、長時間の全開走行でも安定してハイパワーを出力できるよう、エンジンの高回転時に作動する2次吸気口(エアクリーナー下方に配置)に“クールエアダクト”を追加しているのも見逃せません。
“クールエアダクト”は、フロントグリルから直接、外気を取り込むため、吸気空気温度を大幅に下げる効果を発揮。これにより、長時間の高負荷連続走行などでエンジンルーム内の温度が上昇しても安定した出力を提供し、“G16E-GTS”型エンジン本来のポテンシャルを十分に発揮させられるようになっています。
●普段乗りの快適性とワクワク感も進化した「GRカローラ」の魅力
街乗りなど日々のドライビングをより楽しめるよう、快適性とワクワク感が進化しているのも新しい「GRカローラ」のポイントです。
街中のドライブでもエモーショナルなモータースポーツサウンドを楽しめるよう、メーカーオプションの“JBLプレミアムサウンドシステム”の機能を充実。ラゲッジスペースに新たに搭載したサブウーハーによって、よりクリアで迫力あるオーディオサウンドを実現します。
さらに、従来から装備されていた“アクティブノイズコントロール(ANC)”のチューニングを最適化することで、エンジンなどの不快なこもり音を低減させています。
また“JBLプレミアムサウンドシステム”装着車には、新たに“アクティブサウンドコントロール(ASC)”を装備。これにより、アクセルやシフト操作による車両の加減速や駆動力の変化に応じたスポーツサウンドをスピーカーから鳴動させ、ドライバーが直感的に車両の状態を把握できるようにしています。
加えて、アクセルオフ時には、モータースポーツサウンドを代表する“バブリング音(ターボラグ低減のため、排気工程で爆発を起こさせるアンチラグ制御が作動しているときに生じる排気音)”を発生。まるでレーシングカーをドライブしているかのようなサウンドを、日常的なシーンでも安全に体験することができます。
ちなみにASCは、走行モードに合わせて3パターンのサウンドを設定。3段階の音量設定のほか、オフも選択できるようになっています。
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進化した「GRカローラ」は「RZ」グレードのみの設定で、気になる価格(消費税込)は6MT車が568万円、8速ATのGR-DAT車が598万円となっています。
なお、その凝った生産方式もあって、2022年の発売直後は抽選販売を強いられた「GRカローラ」ですが、最新モデルは供給体制を見直し、進化し続ける走り味をより多くのユーザーの下に届けられるようにしたといいますから、こちらも注目です。
また、すでに「GRカローラ」のオーナー向けには、ソフトウェアを含めたアップグレードプログラムを提供すべく開発が進められているといいます。
このアップグレードプログラムの対象は2023年発売モデルで、進化型「GRカローラ」と同様、エンジンの最大トルクが30Nmアップの400Nmに向上するほか、“GR-FOUR”の制御も変更されるといいます。こちらの提供時期は2026年春の予定といいますから、対象モデルのオーナーは要チェックです。
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