並列2気筒エンジンを搭載! BMWのミドルクラス・アドベンチャーバイク「F800GS」の魅力とは? 抜群の扱いやすさと快適性で“ツーリングの相棒”にピッタリ
足つき性のよさとアフォーダブルな価格設定が魅力
BMWのアドベンチャーバイクシリーズに与えられる名称といえば、“ゲレンデシュポルト=オフロードスポーツ”を意味する「GS」です。

「GS」シリーズには多彩な排気量のモデルがラインナップされていますが、ミドルクラスに位置するのが「F800GS」。消費税込で200万円オーバーのプライスタグを掲げるモデルが多い同シリーズですが、こちらは138万5000円〜というアフォーダブルな価格設定が魅力です。
搭載されるエンジンは、894ccの並列2気筒。最高出力は87ps、最大トルクは91Nmを発生。かつて同じエンジンを搭載するモデルに乗ったことがありますが、現代では珍しくなりつつある360度クランクを採用し、スムーズな吹け上がりが印象に残っています。
BMWといえば水平対向2気筒のイメージが強いですが、それに近い静粛性と鼓動感を併せ持つ特性で、隠れた名機と呼べるエンジンです。
スタイルは「GS」シリーズらしいアドベンチャースタイル。異径のヘッドライトと低めのスクリーンが戦闘的な雰囲気です。標準装備となるナックルガードも、そのイメージをさらにかき立ててくれます。
ホイール径は、「GS」シリーズでは標準的なフロント19インチ、リア17インチ。「F800GS」はキャストホイールを標準装備していますが、今回の試乗車にはオフロード志向の強いブロックタイプのタイヤが装着されていたので、未舗装路でも安心して走れそうです。
シート高は815mmが標準ですが、今回の試乗車は「ツーリング・ロー」と呼ばれるグレードで、ローダウンサスペンションとエクストラローシートが装備されるおかげで760mmまで下げられていました。
シート高が高いという印象の「GS」シリーズにあって、この足つき性のよさは小柄なライダーには美点となるでしょう。
●オフロードでも予想以上の扱いやすさを実感
「F800GS」は車重238kgと重量級ですが、車体がコンパクトなおかげで取り回しは良好。同クラスのアドベンチャーバイクの中でも扱いやすさは高く、よりフレンドリーに感じさせてくれます。
エンジンは低回転域から粘りがあり、静粛性も高いBMWらしいフィーリング。同じエンジンを搭載した「F」シリーズの中でも扱いやすさが光ります。
ゆったりとしたペースでワインディングを流すのも気持ちよく、それでいてアクセルを開ければ、どこからでも俊敏に加速するパワーを持ち合わせています。
ちょっとしたオフロードも走ってみましたが、ブロックタイプのタイヤのおかげで不安なく走破できました。
足回りの設計は、どちらかといえばオンロード寄りですが、足つき性のよさもあり、ツーリング中に未舗装の林道などに遭遇しても恐れずに入って行けるでしょう。
「GS」シリーズの中ではアフォーダブルな価格設定が魅力の「F800GS」は、足つき性のよさと扱いやすい特性が相まって、多くのライダーにとって親しみやすいバイクであることを実感しました。舗装路中心のツーリングにも適したバイクといえるでしょう。
●製品仕様
・価格:138万5000円~
・サイズ:全長2265×全幅910×全高1230mm
・ホイールベース:1560mm
・シート高:815mm(エクストラローシート装着車は760mm)
・重量:238kg
・エンジン:水冷並列2気筒DOHC4バルブ
・総排気量:894cc
・最高出力:87ps/6750rpm
・最大トルク:91Nm/6750rpm
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