ランボルギーニが生んだ“軍用級SUV”! V12エンジンを搭載した38年前の「LM002」をオークションで発見 今もなお強烈な存在感を放つ一台とは
ランボルギーニ初の本格オフロードモデル「LM002」とは
アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」で、1987年式のランボルギーニ「LM002」が落札されました。

LM002は、1986年に発表されたランボルギーニ初の市販オフロード4WDです。
同社はもともと「チーター」と呼ばれる軍用軽トラックの開発に挑戦しており、その流れを汲んで誕生したのがこのモデルでした。
従来のスーパーカーが低く構えたウェッジシェイプで注目を集めていた時代に、LM002はまったく異なる方向性を打ち出しました。
たとえば、角ばったボディ、巨大なタイヤ、そして前方に搭載されたV12エンジンという構成は、ランボルギーニらしからぬ大胆な設計でした。
登場当時はその独特なスタイルと高性能エンジンにより注目を集め、富裕層を中心に人気を博しました。
シャシは鋼管フレーム構造を採用し、外板にはアルミとグラスファイバーを組み合わせています。
また、鋭角的な4ドアボディには、ヘキサゴン(六角形)をモチーフにしたフェンダーや、大型のグリル、ブラシガードなどが備えられ、軍用車両を思わせる力強い造形です。
エンジンは当時の「カウンタック」と同じ5.2リッターV型12気筒DOHCで、6連のウェーバーキャブレターを装備。最高出力は約461馬力、最大トルクは約500Nmを発揮します。
さらに、駆動系はZF製5速マニュアルトランスミッションとデュアルレンジのトランスファーケースを組み合わせ、3つのセルフロッキングデフを備えた本格的な4WDシステムを採用。悪路走破性は極めて高く、当時としては異例の性能を誇っていました。
また、タイヤはLM002専用にピレリが開発した「スコルピオBK」で、345/60R17という極太サイズを装着。舗装路からオフロードまで対応可能とされ、まさに“砂漠のランボルギーニ”の異名にふさわしいスペックです。
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