スズキの新しい本格オフロードバイク「DR-Z4S」の走りとは? 25年ぶり誕生の新型は“秀逸な電子制御”を搭載! 誰もが“悪路走行の醍醐味”を味わえます
細部まで煮詰められた性能とスペック
2024年11月に世界初公開され、多くのライダーから期待を集めてきたスズキの本格オフロードスポーツバイク「DR-Z4S」の国内販売がスタートされました。2000年に発売された先代モデル「DR-Z400S」から数えると、実に25年ぶりのニューモデル誕生となります。

25年の歳月を経てのモデルチェンジだけに、多くの部分がブラッシュアップされています。
その間、排ガス規制はユーロ2からユーロ5+に。この厳しくなった規制に対応すべく、燃料供給はキャブレターから電子制御のインジェクションへと進化しました。
そんな「DR-Z4S」は、もちろん単なる規制に対応しただけのバイクではありません。
フレーム構造は、メインパイプが1本から2本に強化されるなど大きく変更。エンジンも、多くのパーツが新設計となり、ヘッドはツインプラグ化。さらに、インテークバルブはチタン製で、エキゾーストバルブはナトリウムが封入された中空タイプとなるなど、大幅な進化を遂げています。
38psという最高出力は、先代モデル「DR-Z400S」の40psからはダウンしていますが、排ガス規制が4世代分厳しくなっていることを考慮すると、むしろ立派と思える数値です。
インジェクション化に伴ってスロットルも電子制御とされていますが、これはスズキのオフロード車としては初めて採用されたものです。
その他の電子制御デバイスも、現代のモデルらしく充実しています。
ライドモードは「A」、「B」、「C」の3種類から選べるようになっているほか、トラクションコントロールも3つのモードから選択可能に。特に「G」モードと呼ばれる、リアタイヤがすべりながらも前に進めるモードが採用されているのが特徴です。
足回りは、先代「DR-Z400S」では正立式だったフロントフォークが倒立式に。フロントの剛性が高めるための仕様ですが、よく見るとアウターチューブがテーパー状になっています。聞けば、「DR-Z4S」ではアウターチューブを削ることで、同時に発売された“スーパーモト”「DR-Z4SM」に対して剛性を落としているとのことでした。
オフロードでは、フロントフォークがある程度しなった方が曲がりやすいため、あえて剛性を落とすために加工しているのだとか。
また、フロントフォークのアクスルの位置も、「DR-Z4S」と「DR-Z4SM」とでは異なり、ホイール径に合わせたトレール量とするなど、細かい部分にまで手が入っています。
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