かわいいファンバイク「e-VanVan」なら電動車でも欲しい!「スズキの未来型バイク」はカーボンニュートラルを目指して“エネルギーの多様性”にチャレンジ
電動モデルも多様な選択肢をラインナップする!?
「ジャパンモビリティショー2025」のスズキブースでは、電動2輪車はもちろんのこと、水素で動くスクーターや圧縮天然ガス(CNG)や圧縮バイオメタンガス(CBG)を動力源とするバイクなどを展示。さまざまなエネルギーを活用してカーボンニュートラルを目指す、“マルチパスウェイ”の体現を目指していることをアピールしていました。

なかでも注目は、電動バイクです。同社の電動モデル世界戦略車第1弾となる「e-Address」を日本初公開。125ccの人気スクーター「アドレス125」の車体を活用しながら、フロントマスクなどのデザインが先進的なイメージに改められていました。
また、ペダルを漕いで電動アシストを活用して走れるペダルつき折り畳み電動バイク「e-PO」や、電動ファンバイク「e-VanVan」など、電動車でも多彩なラインナップを検討していることをアピールしていました。
「個人的に気になったのは『e-VanVan』です。スズキは1970年代に『VanVan』というレジャーバイクを販売。2002年にもそのイメージを受け継いだ『VanVan200』を発売しましたが、今回展示されていた電動モデルは、両モデルの特徴を上手に反映。見るからに楽しそうなモデルに仕上がっていました」と話すのは、乗り物ライダーの増谷茂樹さん。
1970年代に販売された「VanVan」は小径のバルーンタイヤを採用し、2ストロークエンジンは50cc、75cc、90cc、125ccと多彩な排気量が用意されていました。2002年に発売された「VanVan200」は4ストロークエンジンを搭載し、フロント18インチ、リア14インチのタイヤが装着されていました。
今回展示された「e-VanVan」のタイヤは前後とも12インチでしたが、タイヤの銘柄を「VanVan200」とそろえるなど、上手にイメージを継承。気になるパワートレインは、「e-Address」と同じものだということです。
「またスズキブースには新型『GSX-R1000R』も展示されていましたが、その横に『e-PO』のパワートレインを搭載したそっくりなデザインのピットバイクも並べられていて、遊び心にあふれているなと感じました」(増谷さん)
●多彩なエネルギーへの対応を目指したコンセプト車も出展
今回のスズキブースでは、”マルチパスウェイ”の考えが2輪車にも反映されていることを実感しました。
「水素で動くエンジンを搭載した『水素バーグマン』は、以前からスズキが取り組んできたモデルのひとつ。今回はそのカットモデルが展示され、進化ポイントが分かりやすく説明されていました。
また、CNG/CBGに対応したスクーター『ACCESS』の試験車両もユニークです。スズキはインドで酪農廃棄物をエネルギーとして活用するバイオガスプラントを立ち上げていて、二酸化炭素削減に向けたモビリティの動力源として期待できます」(増谷さん)
今回のスズキブースを見ても分かるように、バイクの世界でもカーボンニュートラルに向けた取り組みが推進されています。多彩な動力源を選べる“マルチパスウェイ”という考え方は、さまざまな用途に使われるバイクと好相性なのかもしれません。
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