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走行距離わずか79キロの超希少車! 48年前のMVアグスタ「750S アメリカ」をオークションで発見 完オリジナルで残された名車が語る現在の価値とは

保存状態も装備も別格 “49マイル車”の真価とは

 今回のオークションに出品された個体は、1977年式のモデルで、ニューヨークの現オーナーが保有する一台です。

オークションに出品された1977年式 MVアグスタ「750S アメリカ」
オークションに出品された1977年式 MVアグスタ「750S アメリカ」

 とりわけ注目されたのは、その走行距離がわずか「49マイル(約79km)」にとどまっているという点で、ほぼ新車同様の状態を維持しているとされています。

 この車両は1977年に新車として購入されたのち、1度だけ走行されたのを最後に、実に40年近くにわたり保管されていました。

 2017年に現在のオーナーが初代オーナーから購入し、売却にあたってキャブレターの洗浄やバッテリー交換、ブレーキフルード、エンジンおよびファイナルドライブオイルの交換など、最低限の整備が施されています。

 外装は鮮やかなレッドにシルバーのフレーム、そして茶系スエード調のソロシートという、当時のカタログ通りの仕様。ダックテール形状のリアカウルやクロームのフリップトップ式給油キャップ、センターおよびサイドスタンドなど、細部までオリジナル状態を保っていることが確認できます。

 また、足元にはボラーニ製のアルミリムが装着されており、前輪には3.50-18インチ、後輪には4.00-18インチのメッツラー製レーシングプロファイルタイヤが備わっています。これらのタイヤは出荷時から交換されていないとされ、オリジナリティの高さを物語ります。

 そして、コクピットにはスミス製の150mphスピードメーターとタコメーターが並び、その下にはインジケーターランプが配置されています。

 ハンドルまわりはトマゼリ製クリップオンバーに、アプリリア製スイッチとスカラブ製マスターシリンダーが装着され、当時の仕様そのままです。

 また、エンジンはオリジナルの789cc空冷直列4気筒で、4-イン・4アウト構造のエキゾーストや黒仕上げのサイレンサーなども純正品を維持。

 シリンダーブロックやヘッドには目立つ劣化や腐食も見られず、保存状態は極めて良好といえます。

 なお、今回のオークションでは5件の入札を経て、最終的に7万6000ドル(約1130万円)で落札されました。

※ ※ ※

 750S アメリカは、1970年代のイタリアンスポーツを象徴する存在であり、当時の技術と美意識が凝縮された一台です。

 今回のような極めて保存状態の良い個体は世界的にも希少であり、今後もコレクター市場で高い評価を維持すると考えられます。

 走行わずか49マイルという貴重な今回の個体は、コレクターにとって唯一無二の魅力を備えた一台といえるでしょう。

Gallery 【画像】ビッカビカの1977年式 MVアグスタ「750S アメリカ」を写真で見る(23枚)
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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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