走行距離わずか79キロの超希少車! 48年前のMVアグスタ「750S アメリカ」をオークションで発見 完オリジナルで残された名車が語る現在の価値とは
米市場向けに誕生した伝説の限定モデル「750S アメリカ」
アメリカのオークション「Bring a Trailer」で、1977年式 MVアグスタ「750S アメリカ」が出品され、落札されました。

750S アメリカは、1975年から1977年の3年間でおよそ540台のみが生産された特別仕様車です。
このモデルは、従来の「750S」をベースとしつつ、出力や装備を強化し、レースイメージの強いデザインを与えた上で、アメリカの法規に準拠する構造に変更されたのが特徴です。
具体的には、シフトペダルの左側化、ターンシグナルやエアフィルターの装着などが挙げられます。
くわえて、スタイリング面でも差別化が図られており、MVアグスタのGPマシンの意匠を反映した角張ったタンクやダックテール形状のリアカウルが装着されています。
5.2ガロンの燃料タンクには、MVアグスタが誇る37回の世界選手権優勝を象徴する「37スター」エンブレムが描かれています。
搭載エンジンは789ccの空冷直列4気筒DOHCで、最高出力は75馬力を発揮。4基の26mmデルオルト製キャブレターや、アルミ合金製のシリンダーヘッドとシリンダー、ギア駆動のカムシャフトなどが組み合わされています。
また、トランスミッションは5速で、駆動方式はシャフトドライブ。湿式多板クラッチや高精度な組立によるエンジン構成は、当時のMVアグスタらしい職人技の集大成です。
足まわりには38mm径のセリアーニ製フロントフォークとセバック製リアショックを採用。前輪にはスカラブ製キャリパーと280mm径のダブルディスク、後輪には200mmのドラムブレーキが備わっており、レーサー譲りの制動力を持ちます。
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