「ETC2.0」ってホントに役立つ? 高速道路を走行するほとんどの人が利用するETC 令和のいま愛車の車載器をETC2.0に交換するメリットはある?
意外と知られていない「ETC2.0」で道の駅に立ち寄るメリット
ではETC2.0を使うと、具体的にどんなメリットが得られるのでしょうか。

まず料金面でのメリットですが、首都圏を取り囲む環状線として提供されている圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)に加え、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)や東海環状道でも、通行料金の割引が適用されます。
これを活用した事例を紹介しましょう。
たとえば東関東道「成田IC」から東北道「佐野藤岡IC」へ向かうとします。ETCの場合は4110円ですが、ETC2.0では3690円と420円安くなります。
また、この料金は東京外環道を経由しても同じ料金となります。東京外環道だけの利用で割引はありませんが、このルートでは圏央道で利用したときと同じ料金になる「外環道迂回利用割引」が適用されるからです。
また、あまり知られていないようなのですが、ETC2.0では指定された道の駅に立ち寄ることで、高速道路のICを通過した際にかかるターミナルチャージ(150円)が免除されるメリットもあります。
この適用を受ける条件として、IC退出後2時間以内に同じICから再進入する必要がありますが、2時間あれば道の駅で買い物や食事するには十分な時間。ついでに料金が安い地元のガソリンスタンドへ立ち寄っても構いません。高速道路上ではガソリン料金が高めなので、これは助かると思います。
また高速道路上の交通情報を、ETC2.0と連携させたカーナビ上に反映することも可能です。
実は、高速道路上でVICS交通情報を提供していた電波ビーコン(2.4GHz帯)は2022年3月31日をもってサービスを終了しています。
これにより、それまで電波ビーコンで受信できていた高速道路上の文字情報や簡易図形情報は表示できなくなり、高速道路上での渋滞回避支援にも対応できなくなってしまいました。
「FM多重放送によるVICS WIDEがあるじゃないか」そう考える人もいるかもしれません。
しかし、VICS WIDEが渋滞回避を対象としているのは一般道のみ。高速道路での渋滞回避をするには、ナビゲーションと連動できるETC2.0車載器が必要となるのです。
とくにETC2.0では、最大1000km先までの広範囲な道路交通情報が提供されており、カーナビ側の処理能力次第ではありますが、従来よりも広範囲な渋滞回避が可能になるというわけです。
また、これと連動してETC2.0では、道路上で発生した事故などの交通障害の発生や、道路環境で走行リスクにつながる情報の提供もカーナビ上で行われます。
具体的には渋滞発生時はそれを知らせて追突防止に役立てたり、なだからな上り坂での速度低下の注意喚起なども実施し、さらに冬期は路面凍結や積雪状況がチェーン着脱場の手前で提供されたりもします。これにより、よりスムーズな交通の流れを生み出すことにつなげているのです。
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