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「ETC2.0」ってホントに役立つ? 高速道路を走行するほとんどの人が利用するETC 令和のいま愛車の車載器をETC2.0に交換するメリットはある?

いま、割高な「ETC2.0」に買い換えるメリットはあるのか

 とはいえ、交通情報を1000km先までの交通情報が提供されるとされても、普段使いで役に立つかはちょっと微妙な気もします。

 私もETC2.0車載器を使っている一人ですが、カーナビの画面上に「VICS広域情報」として表示されるものの、それがルート上に反映されているかはわからないままです。

トヨタ純正カーナビにセットオプションされている「ETC2.0」車載器。新セキュリティ対応製品だ
トヨタ純正カーナビにセットオプションされている「ETC2.0」車載器。新セキュリティ対応製品だ

 仮にメリットを発揮できる事例を考えるなら、首都圏から関西方面へ向かうとき、東名道が通行止め級の障害が発生し、やむなく中央道を使う場合が想定されます。

 このぐらいの規模感で考えないとこのメリットは実感できないでしょう。かとといって、ETC2.0で提供される交通情報が表示されないまま高速道路を走るのは不安であり、私がETC2.0車載器を使っているのも、それが最も大きな理由です。

 一方でユーザーにとってもっとも問題となるのが、ETC2.0車載器はETC車載器よりも割高であるということです。

 最近は新車購入時にカーナビとのセットオプションとされることも増えましたが、単体でETC2.0車載器を購入すると純正では今でもかなり割高です。

 カー用品店で買えば安くは買えますが、それでもETC車載器に比べれば割高であることは間違いありません。以前は補助金が支給されるキャンペーンもあったのですが、最近はその話は聞かなくなりました。

 こうした状況から、今使っているETC車載器をわざわざ交換してまでETC2.0にする価値はほぼないと言えます。ETC2.0車載器にするとしたら、新車購入時やカーナビを取り替えるときなどが最良の交換タイミングとなるのではないでしょうか。

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会田肇
会田肇
モータージャーナリスト
1956年、茨城県生まれ。大学卒業後、自動車雑誌の編集部を経てフリーランスに転身。カーナビやカーAV分野を中心に取材・執筆活動をスタートし、現在はインフォテインメントシステム、ADAS(先進運転支援システム)、ITS(高度道路交通システム)など幅広いモビリティ分野を取材対象としている。また、趣味である旅行好きが高じてエアライン関連の取材・執筆も行う。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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