VAGUE(ヴァーグ)

最新ブリザックの冬性能はどう? アイスバーンに深雪 過酷な北海道・旭川の一般道で試した ブリヂストンの新スタッドレス「ブリザックWZ-1」の“安心感”とは

VRX3よりもアイス路面での制動距離が11%短縮

 トヨタ「RAV4」はアルファードより軽量で、滑りやすい降り坂のカーブでも走りやすいという印象でした。

ブリヂストンの新乗用車用スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を装着したトヨタ「RAV4」で冬道を走行
ブリヂストンの新乗用車用スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を装着したトヨタ「RAV4」で冬道を走行

 先ほど出てきたアイスバーンの上に雪がのっている状態でも、フロントが滑るかリアが滑るかどちらかではなく、滑り出したとしても前後のバランスが大きく崩れることがないので安心感がありました。

 またカーブでハンドルを切っていったときのノーズの入りも良く、安心感がありました。

 RAV4よりコンパクトなトヨタ「ヤリス」(タイヤサイズ185/60R15 84Q)にも乗りました。

 直進付近のニュートラル感がやや手応え不足の感じでしたが、軽快なハンドリングで楽しく走れました。降り坂のアイスバーンでABSが作動するような急ブレーキも試してみましたが、予想以上の制動力を発揮していました。

※ ※ ※

 WZ-1は先代のVRX3よりアイス路面での制動距離が11%も短くなっているということなので、危険回避能力も高くなっています。ユーザーの声はアイスバーンでさらにしっかりと止まることに90%の人が期待しているそうです。

ブリヂストンの新乗用車用スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」
ブリヂストンの新乗用車用スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」

 次は雪が積もった路面でしっかりと止まるが78.8%、アイスバーンで横滑りしないが56%と意外と多くの人がスタッドレスタイヤの性能向上を期待しているようです。

 筆者はまだ確かめてはいないのですが、WZ-1のアイス性能が長持ちするというデータに興味を持っています。

 経年変化による性能低下が小さいこともあって、約4年経過してもVRX3の新品時より高い氷上ブレーキ性能をキープしているということです。オイルが抜けていくことを防ぎゴムの柔らかさを持続できるロングステイブルポリマーを使ったWコンタクト発泡ゴムを採用が効いているようです。

 筆者は先代のブリザック「VRX3」のドライ、ウエット、スノー、アイスの各性能は相当高くその味付けも気に入っていました。しかしそれを超える性能を携えて新スタッドレス、ブリザックWZ-1が登場したのです。

 こうした性能向上の素になった考え方はENLITEN(エンライトン)テクノロジーです。これはスタッドレスタイヤに限らず、全タイヤに共通するタイヤ設計の基本のところです。

 まずは薄く、軽く、円くタイヤをつくることで、その基本性能そのものを高く持っていくこと。そしてそのタイヤのキャラクターに合わせてさらに伸ばす性能を引き上げるという手法だそうです。

どちらにしても冬道を走るとき新しいブリザックWZ-1なら誰でもより安心して運転できるでしょう。

Gallery 【写真】新ブリザックは過酷な冬道でも安心できる! 「ブリザックWZ-1」を写真で見る(30枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介
三浦桃香プロとまわれるかも!?ゴルフコンペ参加者募集中!
こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND