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買えた人が羨ましい… 走行距離1770キロの“極上ドゥカティ”「ポールスマート1000LE」がオークションで落札 1970年代の名車をオマージュした限定モデルとは

1970年代の伝説的勝利を称える限定モデル

 アメリカのオークション「Bring a Trailer」で2006年式ドゥカティ「ポールスマート1000LE」が出品され、落札されました。

 どのような個体なのでしょうか。

 ポールスマート1000LEは、2006年に世界限定2000台で販売された「スポーツクラシック」シリーズのモデルです。

 このモデルは、1972年にイタリアのイモラ・サーキットで開催された「イモラ200マイルレース」での歴史的勝利を記念して作られました。

 当時、ドゥカティのファクトリーライダーであったポール・スマート氏は、750ccのL型2気筒エンジン搭載車を駆り、見事に優勝を果たします。

 その栄光を現代の技術で蘇らせるべく企画されたのが、このポールスマート1000LEです。

 デザインを担当したのは、数々の名車を手掛けたピエール・テルブランチ氏です。1970年代のカフェレーサースタイルを色濃く反映し、丸みを帯びたハーフカウルやシングルシートが特徴的なシルエットを形成しています。

 ボディカラーはシルバーを基調とし、フレームには鮮やかな「シーグリーン」と呼ばれる緑色が採用されました。この配色は、1972年の優勝車両である「750イモラレーサー」を忠実にオマージュしたものです。

オークションに出品された2006年式ドゥカティ「ポールスマート1000LE」
オークションに出品された2006年式ドゥカティ「ポールスマート1000LE」

 フレーム形状にはドゥカティの伝統であるトレリスフレームを採用しており、機能美と剛性を高次元で両立しています。

 また、搭載されるパワーユニットは、排気量992ccの空冷L型2気筒エンジンです。「デュアルスパーク」と呼ばれる1気筒あたり2本の点火プラグを持つこのエンジンは、最高出力91馬力、最大トルク91Nmを発揮します。

 さらに、変速機には6速トランスミッションが組み合わされ、乾式クラッチ特有の金属的なサウンドとともにダイレクトな操作感を楽しめます。

 くわえて、足まわりには、当時のスポーツモデルとしても豪華な装備が与えられました。フロントサスペンションにはオーリンズ製の43mm倒立フォークを採用し、リアにも同じくオーリンズ製のピギーバック式モノショックを装備します。

 また、ブレーキシステムにはブレンボ製のキャリパーが採用され、フロントは320mmのダブルディスク、リアは245mmのシングルディスクという構成です。

 これらのハイスペックな装備により、クラシカルな外観ながらも現代的なスポーツ走行を可能にしました。

 発表当時から非常に注目度が高く、予約段階で多くのオーダーが入るほどの人気を博したモデルです。

Next新車当時の価格や経過年数を考慮すると、高い評価を得た極上個体が登場
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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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