世界中の“道なき道”を仕事にしてきた名車! 昭和が生んだ“働くクルマ”43年前のトヨタ「ランクルFJ 45」がオークションで落札 レストアで蘇った希少な1台とは
完全レストアで現代的に蘇った1台 特別仕様の「FJ45ピックアップ」
今回発見された1983年式の「ランドクルーザーFJ45ピックアップ」は、2021年から2023年にかけてフルレストアが施された個体です。

もともとはベネズエラにて長年所有されていたものですが、売主が2021年に入手後、アメリカに輸入されました。
エクステリアは「カデットブルー」と呼ばれるブルー系カラーに再塗装されており、クラシックな白のルーフと美しいコントラストを成しています。
また、ボディ全体は一度鋼板まで剥離されたうえで防錆処理が施されており、キャビンや荷台、車体下部にはベッドライナー素材も塗布されています。
フロントにはウォーン製のウインチが装着され、LEDフォグランプやヘッドラック、フェンダー上のウインカーなども装備。バンパー下にはヒッチレシーバーも備わっており、タフなユースを想定した仕上がりとなっています。
さらに、15インチのスチールホイールにはBFグッドリッチ製のオールテレインタイヤ(K02)が装着され、無骨ながらも機能美を感じさせる足元です。
足回りはオールドマンエミュー製のリーフスプリングやショックアブソーバーが用いられ、サスペンションも一新されています。
また、パワーステアリング機構はFJ80由来のものに換装されており、現代の道路事情にも対応できる操舵性を備えます。ブレーキにはフロントディスクとリアドラムの構成が採用され、ブレーキブースターも新調されました。
インテリアでは、ブラウンのビニール素材で再張りされたシートとドアパネルがクラシックな印象を与えます。
エアコンにはヴィンテージエア製のクライメートコントロールが備わり、オーディオにはレトロサウンド社のデジタルステレオを採用。インパネには160km/hスケールのスピードメーターと、油圧・水温・電圧・燃料計が並ぶリプレイス品のメータークラスターが取り付けられています。
そして、エンジンには、1990年式のFJ62由来の4リッター直列6気筒「3F型」が搭載されており、2022年にオーバーホールが実施されています。
組み合わされるのは5速MTの「H55F」型トランスミッションで、副変速機も備えるパートタイム4WDシステムを介し、後輪または四輪に駆動力を伝えます。
また、ラジエーターや燃料系もすでにリフレッシュされており、2025年8月にはオイル交換も実施済みです。
走行距離も約2600km(約1600マイル)と少なく、各部のコンディションは非常に良好です。
なお、今回のオークションでは、42件の入札を経て4万7000ドル(日本円で約743万円)で落札されました。
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今回の個体が落札された背景には、ランドクルーザーFJ45という希少な車種と、現代の快適性を取り入れた丁寧なレストアがあったと考えられます。
オリジナルの魅力を活かしつつ、現代的な快適性と安全性を加えた本個体は、単なるヴィンテージカーにとどまらない価値を持っているといえそうです。
ランドクルーザーの旧型モデルは世界的に人気が高いため、今後登場する個体がどのように取引されていくのかにも注目が集まりそうです。
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