限定499台の特別な「青いオープン・フェラーリ」をオークションで発見 17年前の個体なのに走行1万キロ未満 ビッカビカの「スクーデリア・スパイダー16M」ってどんなクルマ?
2026年2月にフロリダ州ボカラトンで開催されるRMサザビーズ主催のオークションで、2009年式フェラーリ「スクーデリア・スパイダー16M」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。

スクーデリア・スパイダー16Mは、フェラーリが誇るF1コンストラクターズ・チャンピオン16回目の獲得を記念して誕生した、極めて特別なオープンモデルです。
この記録はモータースポーツ界において他に並ぶものがなく、その偉業を称えるにふさわしい1台として、わずか499台のみが限定生産されました。
ベースとなったのは、走りを徹底的に追求した「F430スクーデリア」であり、その思想を受け継ぎながら、スパイダーボディならではの魅力を融合させています。
搭載される4.3リッターV8エンジンは、基本構成こそF430スクーデリア譲りですが、ピストン形状の見直しや圧縮比の向上といった改良が施されています。
その結果、エンジンは鋭いレスポンスで一気にレッドラインへと駆け上がり、官能的なサウンドと力強いトルクを同時に味わわせてくれます。最高出力は503馬力に達し、F1スーパーファスト2と呼ばれる6速トランスミッションを介して後輪に伝達されます。
0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は約320km/hに達し、オープンモデルであることを忘れさせる圧倒的な性能を誇ります。
オープン化に伴うボディ補強が必要でありながら、16Mは驚異的な軽量性を維持しています。フロントおよびリアバンパーの軽量化、サスペンションとステアリングの再設計、鍛造アルミホイール、カーボンファイバー製ロールバー、さらにはチタン製ホイールボルトの採用により、F430スパイダー比で約80kgもの軽量化を実現しました。これにより、F430シリーズ本来の俊敏で正確なドライビングフィールが見事に保たれています。
フェラーリはレースでの成功によってその名声を築いてきたブランドであり、その最高峰での栄光を記念する存在として、スクーデリア・スパイダー16Mはまさに象徴的な1台です。特に本車両は、米国向けの多くがロッソ系で仕立てられた中、ブルー・ポッツィのボディにテッラ・ブルチャータのインテリアという極めて希少な仕様を持ち、唯一無二の存在感を放っています。
丁寧に管理され、正規ディーラーによる整備履歴も備えたこの16Mは、フェラーリの輝かしい伝統と情熱を色濃く映し出す、現代フェラーリ屈指の記念碑的モデルといえるでしょう。
この2009年式フェラーリ「スクーデリア・スパイダー16M」、落札予想価格は92万5000ドルから100万ドル(1USドル=155.3円換算で、日本円で約1億4360万円から1億5525万円)とされています。
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