やばっ、懐かしい! 当時ボーイズレーサーと呼ばれた“昭和のコンパクトカー” 高出力エンジンを搭載した「小さなホットハッチ」3選
1リッター級でも過給器搭載で“カットビ”だった2台
1977年(昭和52年)に世界初の4ストローク3気筒エンジンを搭載して登場したダイハツのリッターカーが、シャレードでした。
1983年(昭和58年)に登場した2代目ではターボやディーゼル車も設定し、デ・トマソとコラボしたモデルも設定されました。
1987年(昭和62年)にフルモデルチェンジされた3代目では、これぞボーイズレーサーと呼べる「GTti」がラインナップされました。

搭載されたパワーユニットは、1リッターの直3エンジンを4バルブDOHC化し、これに小型のターボと空冷インタークーラーを装着したCB-70型でした。
ターボはショートエキゾーストマニホールドに直結され、ダイハツ独自の過給圧コントロールシステムなどを組み合わせ、最高出力は105psを発生しました。
当時、同クラスのターボ車の最高出力は80psくらいでしたから、このスペックはかなりのハイパワーといえるでしょう。
ちなみに、当時の自動車雑誌のテストでは、実測で200km/h近い最高速度と、0→400m加速タイムは15秒台前半を記録しています。
1988年(昭和63年)にはインタークーラーを水冷化し、グレード名はGT-XXに変更されましたが、そのパフォーマンスに変わりはありませんでした。
シャレード GT-tiはサファリ ラリーでも活躍し、毎年のようにクラス優勝を獲得しました。
1993年にはクラス優勝だけでなく大排気量車をおさえて総合5-6-7位に入る快挙も成し遂げています。

日産のリッターカー、マーチは1985年(昭和60年)にターボ車を設定しましたが、1988年(昭和63年)にはモータースポーツ参戦用のマーチ「ターボR」を発表しました。
MA09ERT型というエンジンの排気量は、モータースポーツにおけるターボ係数の1.7をかけても1.6リッターに収まる930ccとし、しかもターボだけでなくスーパーチャージャーも採用し、ツインチャージで最高出力は110psを発生しました。
ターボが効かない低回転域をスーパーチャージャーが補い、高回転域ではターボが過給するので、全域でハイパワーを発生することができました。
車両重量は740kgでしたから、パワー/ウエイト レシオは6.7kg/psで、これにフロントビスカスLSDや超クロスレシオの5速MTを組み合わせ、ラリーなどで活躍しました。
このマーチ ターボRの市販型を望む声が高まり、1989年(平成元年)に登場したのが、マーチ スーパーターボでした。
基本ボディこそノーマルのマーチと変わりませんが、丸型フォグランプを内蔵したフロントグリル&バンパーに、ボンネット上にはインタークーラー用のエアダクトが備わるなど、顔つきは迫力を増していました。
しかも、トランスミッションには3速ATも設定され、ハイパワーをイージードライブで楽しむこともできました。
コンパクトなボディにツインチャージ エンジンを搭載したマーチ スーパーターボは、まさにリトルダイナマイトと形容されるようなボーイズレーサーになっていました。
※ ※ ※
ボーイズレーサーは、1962年に登場した「ミニ・クーパー」や1977年登場のVW「ゴルフGTI」が発祥ともいわれていますが、国産車は独自の進化を遂げ、Bセグメントカーと呼ばれるコンパクトカーにまで波及していきました。
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