トヨタ新型「ランドクルーザー“FJ”」タイで先行発売! 2026年年央に日本でも展開される“遊べるランクル”は史上初の海外生産モデル
75年の節目に加わった新型「FJ」の立ち位置とデザイン
トヨタ自動車のタイ法人は、注目の本格オフローダーである新型「ランドクルーザー“FJ”」を世界に先駆けて2026年3月下旬に発売すると発表しました。
「ランドクルーザー」の歴史は1951年の「トヨタBJ」に始まり、2026年で75周年を迎えます。“ランクル”シリーズは現在までに世界で累計1200万台以上のセールスを記録。過酷な砂漠や険しい地形でのテストを通じて磨き上げられた卓越した走破性は、世界190か国以上で愛され、信頼されています。
“ランクル”は現在、ステーションワゴンの「300」シリーズ、ヘビーデューティな「70」シリーズ、そしてライトデューティに位置づけられる「250」シリーズという3モデルを展開。そのいずれにも「どこへでも行き、無事に帰ってこられる」という絶対的な安心感が貫かれています。
そんなシリーズに新たに加わった「ランドクルーザー“FJ”」は、タイでの発売に際し、「“ランクル”の顧客層をさらに広げるための“手の届きやすい高付加価値オフローダー”」と紹介されています。Bold&Unbound(大胆かつ自由)をキーワードに掲げ、世界的な人気の原点となった「40」シリーズの精神へと立ち返るモデルと位置づけられています。
車名にある“FJ”とは、どこへでも行ける自由を意味する“Freedom(フリーダム)”と、自分らしく人生を楽しむ喜びを意味する“Joy(ジョイ)”という、ふたつのコアバリューが込められたものだといいます。

そんな新型「ランドクルーザー“FJ”」で注目すべきは、そのサイズとデザインです。
ボディサイズは、全長4575mm、全幅1855mm、全高1960mm、ホイールベース2580mmで、タイ市場で展開されるSUVの「フォーチュナー」に対し、全長が185mm、ホイールベースは170mm短縮されています。これにより、優れた小回りと俊敏なハンドリングを実現しているといいます。
エクステリアデザインは、“PLAYFUL DICE(遊び心のあるサイコロ)”をコンセプトとし、面取りされたスクエアなボディと短いオーバーハングを融合。大胆で特徴的なルックスに加えて、ゆとりあるアプローチアングルとデパーチャーアングルにより、本格的な悪路走破性を担保しています。
インテリアには“ランクル”伝統の水平基調デザインを採用。直感的な操作を可能にしつつ、低いベルトラインと垂直に配置されたフロントピラーによって、あらゆる状況下で優れた視界を確保しています。
●妥協のない“ランクル基準”のパフォーマンスに期待大
新型「ランドクルーザー“FJ”」は、パフォーマンスにおいても“ランクル”基準に対して一切の妥協はありません。
プラットフォームは、新興国の過酷な環境で鍛え上げられた「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)」シリーズのラダーフレームをベースに、“ランクル”基準に合わせて強化。パワーユニットには「ランドクルーザー250」と同じ、過酷な環境で実績を積んできた“2TR-FE”型エンジンを搭載しています。このエンジンと制御システムは、信頼性の高いパートタイム4WDシステムとシームレスに連動するようチューニングされています。
さらに、手動操作のトランスファーケースとリアデフロックを装備。開発時には、日本のオフロードユーザーとともにテストを重ね、「タイトなターンにおける俊敏な操作性」、「強い接地感」、「十分な最低地上高」という3つの要素を徹底的に追求したといいます。
これらはすべて、これまでのシリーズすべてを生み出してきたのと同じテストコースで鍛え上げられ、“ランクル”基準に則った品質、耐久性、信頼性を確立しています。
そして新型「ランドクルーザー“FJ”」は、“ランクル”史上で初めて日本国外で量産されるモデルであることも特徴です。
生産は、「IMV」シリーズで150万台以上の生産実績を持つタイ・トヨタのバンポー工場が担当。初年度のタイ国内での販売目標は5000台で、さらに日本を含む世界27か国へ年間4万台以上を輸出する計画も発表されています。
気になる価格ですが、タイ国内では128万9000バーツ(約630万円)に設定。さらに、2026年8月31日までは導入を記念した特別価格の126万9000バーツ(約620万円)で提供されます。
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そして気になるのは、やはり日本仕様についてです。
タイでの価格は上記のとおりですが、「ランドクルーザー250」のガソリン車が消費税込520万円〜であることを考えると、新型「ランドクルーザー“FJ”」が400万円台後半~500万円台前半に収まるかどうかが注目されます。
また、2.7リッターの自然吸気エンジンで166psという控えめなスペックは、街乗り主体なら十分なものの、高速道路本線への合流や山道の登りでは「もうひと押し」が欲しくなることもあるかもしれません。
今後、ディーゼルエンジンやハイブリッド仕様の追加があるか否かも含め、日本仕様の詳細発表を待ちたいところです。
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