道を選ばない“万能”さが強みのひとつ! 跨ぐだけで冒険心がくすぐられる国内メーカー「中型オフロードバイク」3選
続いては、カワサキとスズキのオフロードモデル
●カワサキ「KLX230」
次に紹介するのは、カワサキ「KLX230」です。
KLX230は、オンロードとオフロードの両方で高い走行性能を発揮する軽量デュアルパーパスモデルとして位置づけられ、カワサキの競技用モトクロッサーである「KX」シリーズの設計思想に基づいた系譜を持ちます。

外観デザインは、新形状のフューエルタンクやシュラウド、サイドカバーの段差を極力減らし、フラットでシャープな造形を採用しています。
また、そこにツートーンカラーのシートが組み合わされることで、一体感のあるフォルムが形成されています。
そして、エンジンは232ccの空冷4ストローク単気筒ユニットを搭載しています。
最高出力は18ps、最大トルクは19Nmを発揮し、低中回転域で十分なトルクを発生しつつ、高回転域まで滑らかに吹け上がる特性を持ちます。
くわえて、エンジン内部に一軸バランサーを内蔵することで、単気筒エンジン特有の振動を効果的に軽減するといいます。
機能面や電子制御については、スマートフォンの着信やメール通知などを確認できる多機能な液晶インストルメントパネルを採用しています。
また、ライダーの任意で後輪の作動をオフにできるデュアルパーパスABSを備え、未舗装路でのコントロール性を高めています。
車体まわりでは、フロントに240mm、リヤに250mmのロングホイールトラベルを持つサスペンションを装備し、265mmの最低地上高を確保しています。
標準モデルのシート高は880mmですが、サスペンションストロークを変更してシート高を845mmに下げた派生モデルのKLX230 Sもラインナップされています。
なお、価格はKLX230およびKLX230 Sのいずれも61万6000円です。
●スズキ「DR-Z4S」
最後に紹介するのは、スズキ「DR-Z4S」です。
DR-Z4Sは、かつて支持を集めた初代DR-Z400Sの基本設計をゼロから見直し、最新の環境規制に適合させた400ccクラスのデュアルパーパスモデルです。

外観デザインは、フロントフェンダーからテールにかけて直線的なつながりを持たせ、大胆な水平基調のラインを強調した機能美を体現するスタイリングです。
そして、エンジンは398ccの水冷単気筒DOHCを搭載し、最高出力38ps、最大トルク37Nmを発揮します。
エンジンの最低地上高確保とマスの集中化に寄与するドライサンプ潤滑方式を採用し、全回転域で力強いトルクを発生する特性に仕上げられています。
また、機能面や電子制御は旧モデルから大幅に進化しており、スズキインテリジェントライドシステムと呼ばれる統合的な電子制御システムを搭載しています。
精密なコントロールを可能にする電子制御スロットルを採用し、3段階の出力特性を選べるドライブモードセレクターや、未舗装路向けの専用モードを含むトラクションコントロールを備えています。
さらに、ABSの制御も高度化されており、後輪のみの解除にくわえて、前後輪両方のABSを解除できるモードがスズキの市販車として初めて設定されました。
車体構成としては、KYB製のフルアジャスタブル倒立フロントフォークを装備し、シート高は890mm、装備重量は151kgに収められています。
なお、価格は119万9000円です。
※ ※ ※
今回取り上げた3車種は、それぞれ空冷、水冷、そして400ccクラスという異なるアプローチでオフロード性能が追求されたモデルです。
環境規制に適応しながらも、単気筒エンジン特有の鼓動感や力強いトルクを維持したモデルが揃っているといえます。
今後、ライダーの用途に合わせてどのように選択肢が広がっていくのか、その動向にも注目が集まりそうです。
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