もう登場から29年も経つのね…青い初代「NSX」を欧州で発見 「R」でもなく「T」でもない 209台しか作られなかった希少な「タイプS」ってどんなクルマ? 気になる令和での価値は
294馬力の3.2リッターV6に6速MTを組み合わせる
2026年5月に開催されるコンコルソ デレガンツァ ヴィラ デステでのブロードアローオークション主催のイベントで、1999年式ホンダ「NSXタイプS」が出品される予定です。
NSXタイプSは、1997年に登場した軽量志向の特別モデルで、日本のワインディングロードでの走りを重視して開発された仕様です。
ベースとなったのは、同年に実施されたNA2世代の大幅マイナーチェンジモデルであり、そこにさらなる軽量化がなされました。
具体的には、軽量なBBS製アルミホイールの採用やリアスポイラーおよびリアガラスの軽量化、パワーステアリングの廃止、レカロ製カーボンケブラー製フルバケットシート、チタン製シフトノブの装着などにより、合計で約45kgの軽量化が図られています。
当時の車両価格は1035万7000円(東京)でした。

本個体は1999年式で、外装はモンテカルロブルー・パールに仕上げられ、ブラックとブルーを基調としたレザーおよびアルカンターラのインテリアが組み合わされています。
オリジナルの雰囲気を保ちながら、チタン製エキゾーストや純正オーディオのリフレッシュ、ブルートゥース機能の追加、さらにフロントノーズやルーフへのペイントプロテクションフィルム施工といった実用的なアップデートも施されています。
車両の履歴も明確で、日本国内において1999年8月に登録された後、約17年間にわたり使用され、最終的には熊谷で登録されていました。
その後2017年に英国へ輸出され、現オーナーによって取得されたのち、入念なリフレッシュ作業が行われています。同年7月にはスウェーデンへ移され、それ以降は大切に保管されながら低走行を維持してきました。現在の走行距離は約4万6830kmと比較的少なく、整備記録も豊富に残されており、日本車専門のスペシャリストによる丁寧なメンテナンスが継続されてきたことが確認できます。

このNSXタイプSは、日本国内専用モデルとしてわずか209台のみが生産された希少な存在です。
軽量化による俊敏なハンドリングと高い完成度を誇り、日本が生んだ革新的スーパーカーの中でも特に評価の高いバリエーションのひとつといえます。コンディションの良さや低走行、魅力的なカラーリングを備えた本個体は、コレクターズアイテムとしても非常に価値の高い1台です。
この1999年式ホンダ「NSXタイプS」、予想落札価格は20万ユーロから25万ユーロ(1ユーロ=186.7円換算で、日本円で約3733万円から4667万円)とされています。
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