400cc級の“モタード”カテゴリーで日欧のライバル対決が勃発!? スズキ「DR-Z4SM」とKTM「390SMC R」乗り比べての印象は?
400cc級“モタード”2台のスペックの違いとは
2025年、スズキの「DR-Z4SM」が登場したことで、一気に加熱した”モタード”モデルのマーケット。KTMも同クラスに「390SMC R」をリリースし、この2台はライバル対決のような状況になっています。
いずれも高性能な400cc単気筒エンジンを搭載する“モタード”ですが、価格(消費税込)は「DR-Z4SM」が119万9000円、「390SMC R」が85万9000円と結構大きな差があります。
スペック的にも、前者は最高出力が38psなのに対して、後者は45ps。ただし、両モデルを乗り比べてみると、スペックだけでは感じ取れない違いに気づきました。
“モタード”は“スーパーモタード”とも呼ばれる、オンロードとオフロードが混在するレースに参戦していたマシンがルーツで、オフロードを走行できるストロークの長いサスペンションに17インチのオンロードタイヤを履いているのが特徴。最近は“スーパーモト”とも呼ばれています。
オフロードバイクにオンロード向けのタイヤ&ホイールを履かせる手法が一般的ですが、「390SMC R」は同じKTMの「390DUKE」というオンロード向けの人気モデルをベースとしています。フレームはトレリス構造で、エンジンを下から支えるアンダークレードルは存在しません。
足まわりに目を向けると、「DR-Z4SM」は前後ともKYB製のサスペンションを採用しています。フロントフォークは260mmのストロークを持つ倒立タイプで、兄弟モデルである「DR-Z4S」に比べるとアクスル位置のオフセット幅を抑え、オンロード向けのハンドリングに。リアサスペンションのホイールトラベル量は277mmで、伸圧両側の調整が可能となっています。なお、圧側は高速/低速を独立して調整できます。

一方の「390SMC R」はWP製の前後サスペンションを採用。ホイールトラベル量は前後とも230mmとなっています。ベースモデルである「390DUKE」比で長くなっていますが、「DR-Z4SM」に比べると短め。フロントは伸圧双方の減衰力を調整可能で、リアは伸び側減衰力とプリロードを調整できます。
制動の要であるフロントブレーキは、「DR-Z4SM」が310mm径のディスクに片押し2ポッドキャリパーの組み合わせ。対する「390SMC R」は320mmディスクにバイブレ製のラジアルマウント2ポッドキャリパーを採用しています。
ホイール径はどちらも17インチですが、履いているタイヤのサイズは「DR-Z4SM」が前120/70、後140/70なのに対し、「390SMC R」は前110/70、後150/60と微妙に違いがあるのが面白いところです。
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