45年前に登場したホンダ「CM400A」が米国オークションで発見 走行わずか1350キロ クラッチ操作がいらない「ホンダマチック」搭載の“国産アメリカンバイク”の価値は
当時の輝きを保つキャンディレッドの車体とオークションの結果
今回オークションに登場したのは、1981年式として製造されたのち、大切に保管されてきた個体です。

外観は「キャンディレッド」と「メタリックブロンズ」のツートーンカラーで仕上げられ、ゴールドのストライプが車体の造形を引き立てています。
足まわりには、ホンダ独自の星型デザインが特徴的な「コムスター」アロイホイールが装着されています。
フロントが18インチ、リアが16インチというサイズ設定で、タイヤはブリヂストン製の「マグモップス」が組み合わされています。
また、ブレーキシステムは、フロントに油圧作動式のディスクブレーキを装備し、リアにはシンプルなドラムブレーキを採用して制動力を確保しています。
フロントには空気圧調整機能を持つテレスコピックフォーク、リアにはプリロード調整が可能なデュアルショックを備え、安定した乗り心地を実現しています。
ハンドル周りにはクロームメッキが施されたプルバックハンドルが装備され、ブラックの段付きダブルシートと相まって、リラックスした乗車姿勢をとることが可能です。
計器類はシンプルな構成で、時速80マイルまで刻まれたスピードメーターの横には、ホンダマチックならではのギアポジションを示すインジケーターが配置されています。
この個体で注目すべきポイントは走行距離であり、オドメーターが示す数値はわずか843マイル(約1350km)と、製造から40年以上が経過したモデルとしては非常に珍しい低走行状態を維持しています。
フロリダ州のディーラーによると、現在の所有者の手元に渡ってから走行したのはわずか10マイル程度とされています。
出品にあたっては、エンジンのチューンアップやバッテリーの交換が実施されており、左右2本出しのクロームデュアルマフラーを含めて車体全体が良好なコンディションを保っています。
最終的にこの個体は30件の入札を集め、7800ドルで落札されました。
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今回のオークションで取引された1981年式のCM400Aは、走行距離の極端な少なさと、製造当時の姿を色濃く残す外観状態が評価された個体です。
オートバイにおける変速操作の簡略化を追求したホンダマチック機構は、現在のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)や電子制御クラッチにつながる過渡期の技術として、重要な歴史的意味を持っているといえます。
北米市場向けに展開されたこの中型クルーザーは、多様化するライダーのニーズに応えようとした当時の日本のオートバイ産業の熱意を現在に伝える1台となっています。
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