独特なカスタムがカッコいい! 米国で“魔改造”された45年前のホンダを発見 1147ccにボアアップされた「CBXスーパースポーツ」の価値
「ノルマンディ上陸作戦」で誕生した直列6気筒モデル、CBXの系譜
2026年6月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、独自のカスタムがほどこされた1981年式のホンダ「CBX」が登場しました。
CBXは、1978年12月に発表された大型オートバイであり、おもに北米およびヨーロッパ市場に向けた輸出専用モデルとして開発されたモデルです。
開発の背景には、当時のヨーロッパ市場における販売不振を打破するためのプロジェクト「ノルマンディ上陸作戦」が存在しました。
フラッグシップモデルとして設計されたCBXは、ダイヤモンド型のフレームを採用し、量産車としては初となるジュラルミン鍛造のハンドル、ステップ、ペダル類を装備していました。

左右に大きく張り出したエンジンの存在感が際立つデザインであり、クランクケース両端を切り落とすことで車幅を詰める工夫もほどこされていました。
搭載されるパワーユニットは、排気量1047ccの空冷4ストロークDOHC4バルブ直列6気筒エンジンです。
燃料供給装置として28ミリ径のCV型キャブレターを6基備え、最高出力は105ps、最大トルクは約84Nmを発揮する仕様です。
トランスミッションは5段リターン式を採用し、当時の公称スペックでは最高速度225キロメートル毎時、0-400メートル加速は11.65秒を記録し、当時の世界最速記録を樹立しています。
この直列6気筒エンジンが放つ高回転域での排気音は、ジェット機やフォーミュラカーに例えられる独特のサウンドとして知られています。
一方で、初期モデルは同社の「CB750F」などと共通のフロントサスペンションを採用しており、車体の強度面で課題を残していました。
そのため、1981年モデルへの移行にあわせてフルカウリングの装着やプロリンク式リアサスペンションの採用など、高速ツアラーに向けた大幅なモデルチェンジが実施されています。
今回オークションに登場した個体は、この1981年式に該当するモデルですが、原型のツアラー仕様から外装等に大幅な変更が加えられています。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】