27年前の米国製ホンダがオークションに登場 6気筒エンジン搭載のカスタムモデル かつて日本にも輸入された「ワルキューレ」って覚えてる?
ホンダのアメリカンカスタムの上位を担ったワルキューレの概要
2026年6月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」において、1999年式となるホンダ「ワルキューレ インターステート」が出品されました。
ホンダ「ワルキューレ」は、1996年にアメリカンカスタムモデルの上位機種としてデビューしました。
ホンダのアメリカ拠点が生産を担当し、日本国内へも輸入販売された経緯があります。
開発にあたっては、1940年代から1950年代のクルマをモチーフとした重厚なフォルムに、パフォーマンスを重視した独自のテイストを融合させる方向性が採用されました。
当時のアメリカンモーターサイクル市場において、多くのメーカーがV型2気筒エンジンを主流としていたのに対し、ワルキューレは全く異なるアプローチをとって開発されました。

車体デザインでは、左右に大きく張り出した大容量のティアドロップ型フューエルタンクが採用され、全体のプロポーションを形作っています。
深く被さるような前後フェンダーや、クロームメッキ処理が施されたパーツ群が、金属の質感を強調しています。
搭載エンジンは、水冷4ストロークSOHC水平対向6気筒で、総排気量は1520ccとなっています。
このパワーユニットは、6つのキャブレターを個別に装備することで、吸気効率を高める設計がほどこされています。
トランスミッションには5速リターン式が組み合わされ、後輪への動力伝達にはシャフトドライブが採用されました。
最高出力は約101ps、最大トルクは約138Nmに設定されており、重量級の車体でありながら十分な加速性能を確保しています。
スピードメーターは時速145マイル(約233キロメートル)まで刻まれており、タコメーターは6500rpmからレッドゾーンに設定されています。
当時のクルーザー市場において、水平対向6気筒エンジンによる滑らかな回転フィールは、他のモデルとは異なる走行特性を持っていました。
そして1999年に、ワルキューレの派生モデルとして長距離ツーリング向けのインターステートが追加されました。
このモデルは、フロントフォークにマウントされた大型フェアリングにはツインヘッドライトが組み込まれ、風防効果を高めるとともに、より容量の大きいフューエルタンクを備えることで航続距離を延ばしています。
また、後方にはパッセンジャー用のバックレストが一体化した大容量のトップトランクと、ハードタイプのサドルバッグが標準装備されています。
装備の追加にともなう車体重量の増加に対応するため、フレームの補強とサスペンションのセッティング変更が実施されました。
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