「アメ車、カッコいい!」なのになぜ日本じゃあまり見かけない!? “デカすぎる”ってだけじゃない アメリカ車が日本市場で苦戦する理由とは
テスラやジープは「アメリカ車」だけど「アメ車」ではない?
一方、日本におけるアメリカ車のなかでも、テスラやジープといったブランドは比較的好調です。
実際、2025年度の販売台数はテスラが約1万3000台、ジープが7991台を記録しており、この2ブランドがアメリカ系ブランドの大半を占めています。
ただ、現在のテスラやジープは「アメリカ車」ではあるものの、多くのユーザーがイメージする「アメ車」とは言い難いのも事実です。
実際、この2ブランドが販売しているモデルの多くは、いわゆる「グローバルモデル」と呼ばれるものであり、世界各国で販売されることを前提に開発されたものです。
さらに、日本に輸入されるテスラのほぼすべては中国から輸出されたものであり、アメリカで生産されたものではありません。

ジープについても、「ラングラー」をのぞいてアメリカ以外で生産されたものが日本へと輸入されています。
そのため、テスラやジープは広い意味でのアメリカ車ではあるものの、多くの人々が思い浮かべる「アメ車」とはよくも悪くも異なるものです。
もちろん、現在の日本においても、シボレー「コルベット」やキャデラック「エスカレード」のような「アメ車らしいアメ車」を新車で購入することは可能です。
ただ、どちらも非常に趣味性の高いモデルであり、日本の道路事情にあった実用的なモデルとは言えません。
そういう意味では、やはり現在の日本では「アメ車」は売れてないというのが実情です。
※ ※ ※
トヨタやホンダ、日産といった日系自動車メーカーたちは、1980年代からアメリカで現地生産を開始し、アメリカのユーザーのためのモデルを数多く販売してきました。
そうした柔軟な姿勢こそが、日本の自動車産業の本当の強みなのかもしれません。
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