“渋いくせに速い”ってのがたまらない! 独自の構成と走行性能を追求した 大人の心をくすぐるカッコよさが魅力の「大型カフェレーサー」3選
続いては同じくトライアンフと、ホンダの大型カフェレーサー
●トライアンフ「スピードツイン1200カフェレーサーエディション」
続いては、トライアンフ「スピードツイン 1200 カフェレーサーエディション」です。
ベースとなったスピードツインは、1937年に登場した初代「5T スピードツイン」から続く長い歴史を持つモデルです。クラシックな雰囲気を残しながら、現代的な車体や電子制御を組み合わせたロードスポーツとして展開されています。

そのスピードツインをカフェレーサー風に仕立てた特別仕様が、カフェレーサーエディションです。
世界限定800台という希少性も、このモデルの大きな特徴です。専用のグリーンとシルバーによるツートーンカラーに加え、低い位置にセットされたクリップオンハンドルやバーエンドミラーを採用。シングルシートカウルを思わせるシート形状も組み合わせ、標準モデルとは異なるスポーティなスタイルに仕上げられています。
エンジンは1200ccの水冷2気筒で、最高出力105ps、最大トルク112Nmを発揮。さらに、フルアジャスタブルのマルゾッキ製フロントフォーク、オーリンズ製リアサスペンション、ブレンボ製キャリパーなどを装備しています。
シフトアシストも標準装備されており、クラシカルな見た目だけでなく、走りを楽しむための装備も充実しています。
伝統的なカフェレーサーのスタイルを残しつつ、現代の大型バイクらしい性能を備えた1台といえるでしょう。
なお、価格は251万9000円でした。
●ホンダ「ホーク11」
そして最後に紹介するのが、ホンダ「ホーク11」です。
ホークという名称は、1970年代後半に登場した「ホークII(CB400T)」や「ホークIII(CB400N)」などに由来します。そんな歴史ある名前を受け継ぎ、現代の技術で登場したロードスポーツモデルがホーク 11。

大きな特徴は、フロントに装着されたロケットカウルです。
FRP製のロケットカウルに円形のLEDヘッドライトを組み合わせ、さらにミラーをカウルの下側に配置。一般的なネイキッドモデルとは明らかに異なる、独特のシルエットを生み出しています。
一方で、単純に昔のデザインを再現したわけではありません。ホンダは、大人のライダーがワインディングを楽しむことを意識してホーク 11を開発。クラシカルな外観と現代的な走行性能を組み合わせています。
搭載されるのは1082ccの水冷直列2気筒エンジンで、最高出力102ps、最大トルク104Nmを発揮。低速域から力強いトルクを発生させる特性によって、街中からワインディングまで扱いやすい仕上がりとなっています。
LEDヘッドライトや反転液晶メーター、ライディングモード選択機能など、現代の大型バイクらしい装備も備えています。
ホーク 11もすでに生産を終了しており、現在は正規ディーラーで新車を購入することはできません。気になる場合は、販売店の在庫車や中古車市場を探す必要があります。
なお、新車での販売価格は139万7000円でした。
※ ※ ※
大型カフェレーサーというジャンルは、各モデルの背景や設計思想によって、乗り味や佇まいに大きな違いがあります。
かつての名車が惜しまれつつラインナップから消えていく一方で、限定モデルのように伝統を再解釈した新たな選択肢が登場しているのも、このカテゴリーの特徴です。
今回取り上げた大型カフェレーサーモデルを含め、カフェレーサーというジャンルが今後どのように変遷していくのか、その動向に注目が集まります。
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