同じ“公道を走る乗り物”なのにバイクは16歳、クルマは18歳から…なぜ違う? ふと考えてみると気になる「免許取得年齢」が違う理由とは
なぜバイクは16歳、クルマは18歳からなのか
日本の運転免許制度においては、バイクの免許は16歳から、クルマの免許は18歳から取得可能と規定されています。
そもそも、なぜバイクの免許とクルマの免許には「2年の壁」が設けられているのでしょうか?
原付一種や原付二種、あるいは普通二輪免許が16歳から取得できる背景には、地方における移動手段としてのバイクの役割が大きく関係していると考えられます。
とくに公共交通機関が十分に整備されていない地域では、通学や通勤の手段としてバイクが必要となるケースが少なくありません。
その点、16歳になれば免許を取得できるという現在の法律では、高校生が通学の足として原付を利用することが可能です。
つまり、バイクは若年層が自力で移動できる有効な手段になり得るという側面があると考えられているというわけです。

また、バイクとクルマが社会の中で果たしてきた役割の違いも関係しているようです。
実際、原付免許が16歳から取得可能とされてきたのは、戦後から高度経済成長期にかけて、バイクが庶民の足として急速に普及した歴史とも無関係ではありません。
当時はクルマがまだ高価であり、多くの人にとって手が届く移動手段はバイクでした。
一方、クルマは所有や維持にかかる費用も大きく、運転する際の社会的責任もより重くなります。
逆に言えば、クルマの免許取得年齢が18歳に設定されているのは、単なる技術的な操作の問題ではなく、社会に出て責任を持って行動できる年齢という観点が重視されてきた結果とも言えそうです。
このように、日本の免許制度は、そうした社会的な需要を背景にして形作られてきたと考えられます。
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