「A2」の名前が20年ぶりに復活! アウディ新型「A2 e-tron」世界初公開 新型EVは646キロ走行可能なコンパクトモデル
アウディのコンパクトカー「A2」が、約20年ぶりに復活します。」
独アウディAGは2026年9月7日、完全電動モデルとなる新型「Audi A2 e-tron」を発表しました。
最大の注目は、その効率性能です。エフィシエンシーパッケージを装着した140kW仕様では、WLTPモードで100kmあたりわずか12.8kWhという電力消費量を実現。これはアウディの市販モデル史上、もっとも低い数値です。
A2といえば、2000年に登場したアルミニウム製ボディのコンパクトカーです。先進的な設計を採用した一方、当時としては高価だったこともあり、2005年に生産を終了しました。
今回のA2 e-tronは、その名前を受け継ぎながら、現代のアウディらしい電動コンパクトカーとして生まれ変わったモデルです。都市部でも扱いやすいコンパクトなサイズにまとめられています。
一方で、電気自動車ならではのパッケージングを生かし、室内は十分な広さを確保。ホイールベースは約2.6mとされ、限られたボディサイズのなかで居住空間と使い勝手を両立しています。さらに1.6平方メートルにも及ぶパノラマガラスルーフも設定され、開放感のある室内を演出します。
効率性能を支えるのが、徹底的に磨き込まれた空力性能です。空気抵抗係数(Cd値)は0.24を実現。制御可能な冷却用エアインテークや、ほぼ全面を覆ったアンダーボディ、空力性能を考慮したホイールなどを採用しています。ホイールアーチとタイヤの隙間を小さくする「ギャップレデューサー」も装備し、細部まで空気の流れを整えています。

パワートレインは後輪駆動で、永久磁石同期モーターを搭載。最高出力は125kW(約170馬力)から240kW(約326馬力)まで4種類が用意されます。最大トルクはエントリー仕様で350Nm、トップモデルでは545Nmに達します。バッテリーも52kWh、61kWh、84kWhの3種類を設定し、最長航続距離はWLTPで646kmです。
さらに、ワンペダルドライブにも対応。双方向充電もオプションで用意され、車両から電動アシスト自転車などへ給電できるほか、対応する設備を組み合わせればVehicle-to-Homeによって家庭への電力供給も可能です。
インテリアには11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと、12.8インチのMMIタッチディスプレイを組み合わせた「MMIパノラマディスプレイ」を標準装備。AIを搭載したAudiアシスタントやe-tronルートプランナーなど、最新のデジタルサービスにも対応します。
A2 e-tronは2026年9月10日から欧州で受注を開始し、12月から納車が始まる予定です。
気になるのは日本導入です。
A2は日本でも知名度のあるモデル名であり、コンパクトEV市場との相性も悪くありません。ただし、今回のA2 e-tronは欧州市場を主眼に開発されたモデルです。日本ではEV市場そのものが欧州ほど大きくないことから、導入は欧州発売から少し遅れる可能性があります。
2027年以降の日本導入に期待したいモデルといえそうです。
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