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世界に1台! “最後のブガッティ”から生まれた「タイプ101C-X」はおよそ4億円!? 数奇な歴史をたどる幻のロードスターとは

価格は最新作「トゥールビヨン」の半額以下!?

 こうして完成したのが「タイプ101C-X」。「トリノショー1965」でアンベールされました。馬蹄形グリルに1960年代らしい角型ヘッドライト、スピードボートを思わせる分割式フロントガラス、そして当時のシボレー「コルベット」を思い起こさせるリアエンドのデザインが与えられました。濃紺のボディに白いストライプ入りのタイヤを組み合わせた姿は、独創的な1台となりました。

 量産化への期待こそかないませんでしたが、シャシーナンバー“101506”はアメリカ屈指のオークションハウス、バレット・ジャクソンの共同創業者であるトム・バレットを始め、名だたるコレクターの手を渡り歩きました。

 そして最終的には、空軍少将にして大手住宅建設会社を一代で築いた実業家、ウィリアム・ライオン氏のコレクションに40年以上も収まることになります。

「ペブルビーチ・コンクール」への出展や、2022年にフランスの「シュランプ・コレクション」(国立自動車博物館)でおこなわれた現存する7台そろい踏みの特別展示など、その存在は折に触れて脚光を集めてきました。

 そんなシャシーナンバー“101506”が、アメリカ・ミズーリ州のクラシックカー・ディーラー「ハイマン・リミテッド」のホームページに掲載され、注目を集めています。

 車両販売価格は「応談」となっていますが、ブガッティの最新ハイパーカー「トゥールビヨン」の半額以下とウワサされていますので、日本円なら4億円に届かない程度、といったところでしょうか。

「タイプ101C-X」はシャシーナンバー“101506”をベースとするワンオフモデル。インテリアにはレザーとウッドが贅沢にあしらわれる(C)Hyman LTD.
「タイプ101C-X」はシャシーナンバー“101506”をベースとするワンオフモデル。インテリアにはレザーとウッドが贅沢にあしらわれる(C)Hyman LTD.

 シャシーナンバー“101506”は、ブガッティ家の時代にモルスハイムでつくられた最後のロードカー用シャシーであり、さらに後年、世界に1台のワンオフモデルへと仕立てられた特別な存在です。今後もプライベートセールで静かに次のオーナーへ渡るのか、それともクラシックカー・オークションの舞台に登場するのか、今後の動向から目が離せません。

Gallery 【画像】世界に1台の“最後のブガッティ”!? 数奇な運命をたどる「タイプ101C-X」を写真で見る(16枚)
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