「売れすぎると困る」ってホント!? 三菱・パジェロやトヨタ・ランクルなどの人気車を困らせるクルマの燃費基準“CAFE規制”ってなに?
クロカンが売れすぎると困る?その理由は…
トヨタ「ランドクルーザーFJ」や三菱「パジェロ」など、2026年は国産ブランドのクロスカントリー車(クロカン)の登場が大きな話題となっています。
タフさを感じさせるルックスや高い悪路走破性能が魅力のクロカンは、一般的なクロスオーバーSUVとは一線を画する「本格派」の一台として根強い支持を集めています。
一方、自動車メーカーにとってランドクルーザーFJやパジェロのようなクロカンが売れすぎてしまうことは手放しで喜べない部分もあります。
これはいったいどういうことなのでしょうか?

その背景にあるのは、現在多くの国や地域で採用されている「企業別平均燃費(CAFE)」という燃費規制の存在です。
1970年代のアメリカで初めて導入されたこの燃費規制の基本的な仕組みは、その自動車メーカーが一定期間のあいだに出荷・販売したすべてのクルマの平均燃費やCO2排出量を基準にするというものです。
日本においては2011年より同様の仕組みによる燃費規制が採用されており、各自動車メーカーの戦略に非常に大きな影響を与えています。
簡単に言えば、燃費の良いクルマをたくさん販売していれば、燃費の悪いクルマも販売できるというのが企業別平均燃費を基準とした燃費規制の最大の特徴です。
ただ、それはつまり、燃費の悪いクルマを売るのであれば、燃費の良いクルマを一定以上売らなければならないということでもあります。
そして、ほとんどのクロカンは、企業別平均燃費に対して「足を引っ張る存在」であることは言うまでもありません。
企業別平均燃費が一定の水準を下回ると、自動車メーカーに対しては罰金や規制上のペナルティが課されることになります。
そのため、自動車メーカーとしては、燃費の悪いクルマが想定以上に売れるのは手放しでは喜べないのが、正直なところのようです。
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