新車のようにレストアされた“小さなホンダ”を米国オークションで発見! オレンジの車体が映える55年前の「CT70H トレイル」 オドロキの落札価格とは
レジャーバイクの先駆け、4速マニュアルを搭載したCT70H トレイル
2026年11月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1971年式のホンダ「CT70H トレイル」が落札されました。
CT70Hトレイルは、手動クラッチ式の4速マニュアルトランスミッションを搭載し、よりアクティブな走りを可能にした北米市場向けレジャーバイクの高性能モデルです。
1969年に登場したCT70(日本名:ダックスホンダ)の進化系として1970年後半にデビューしたこの「H」シリーズは、自動遠心クラッチの標準モデルとは一線を画し、ライダーが自らギアを操る楽しさを追求して投入されました。
トレイルという名称が示す通り、タフなTボーンフレームにブロックタイヤを組み合わせ、荒れた路面や林道での本格的なライディングを想定して開発されています。
折りたたみ式のハンドルバーや、車載時にガソリンが漏れない特殊な燃料キャップなど、レジャー先へ持ち運んで遊び尽くすためのアイデアが凝縮された、ビンテージ・ミニバイクを代表する歴史的一台です。

今回出品された個体は、2024年に前オーナーのもとでレストアが実施され、2026年に現在の出品者が取得しました。
外観は、キャンディ・トパーズ・オレンジの車体色が特徴です。2024年のレストアでは、フレームやチェーンガード、フォークカバー、スイングアームなどを金属の地肌が見える状態まで加工したうえで再塗装。ブラック、ホワイト、レッドのホンダデカールも新しいものに交換されています。
また、クローム仕上げの前後フェンダーやエンジンガード、右側のグラブハンドルを装備。シートはブラックのビニール製に交換され、燃料タンクカバーやフットペグなどはセミグロスブラックで塗装されています。
足まわりには、10インチの3ピースホイールを採用。ホイールはクラウドシルバーで仕上げられ、ブリヂストン製のトレイルウィングタイヤが装着されています。
サスペンションはラバー製のカバーを備えたフロントフォークと、スイングアームに取り付けられた左右2本のリアショックで構成。前後にはドラムブレーキを採用しています。
ハンドルには、折りたたみが可能なクローム仕上げのツイストロック式を採用。メーターには時速50マイル(約80km/h)まで表示された日本精機製のスピードメーターが配置され、走行距離を示す5桁のオドメーターは1マイル(約1.6km)を示しています。
そして、搭載されるエンジンは72ccの空冷4ストローク単気筒です。燃料供給装置にはケーヒン製キャブレターを採用し、キックスターターによって始動します。
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