ホンダ独創の6気筒搭載で当時“世界最速”のスーパーバイク 44年前に登場した「CBXスーパースポーツ」が米国オークション登場 気になる令和での価値とは
空冷6気筒エンジンを搭載したホンダのフラッグシップ、CBXの系譜
2026年8月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1982年式のホンダ「CBX」が登場しました。
CBXは、1978年に空冷4ストローク車として究極の姿を追求し、GPレーサーと同様のDOHC並列6気筒エンジンを量産車として搭載して登場したモデルです。
ホンダ初の1000cc級スーパースポーツとして欧米市場を中心に販売され、登場当時はその大排気量と6気筒による圧倒的な存在感で大きな注目を集めました。
最高速度は約225km/hに達するとも言われ、当時の市販車の中でもトップクラスの性能を誇っていました。
アメリカ仕様は大型ハンドルによるアップライトなライディングポジションが与えられ、欧州仕様は低いハンドル位置と後方に配置されたステップを採用していました。
その後、1981年のモデルチェンジにおいて、大型のハーフカウルやリアサスペンションの変更を受け、本格的なツアラーモデルとしての性格を強めました。

デザイン面では、迫力ある6気筒エンジンの造形を強調しつつ、流麗なハーフカウルと専用のパニアケースを標準装備したシルエットが特徴です。
同年代の他のスポーツモデルと比較しても、エンジン幅の広さとツアラーとしての高い機能性を両立させた独自のフォルムを備えています。
技術的な側面では、空冷4ストロークDOHC4バルブ並列6気筒1047ccエンジンを搭載しています。
シリンダーあたり4バルブを備え、当時のメーカー公表スペックでは最高出力100ps、最大トルク81Nmを発生させる性能を有していました。
トランスミッションは5段リターン式を採用し、多板クラッチとドライブチェーンを介して後輪へパワーを伝達します。
足まわりには、空気を併用するエアサスペンションや、プロリンク式のリアモノショックが採用され、長距離走行における走行安定性を高めています。
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