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ウワサの“300馬力級「マツダ3」”もし発売されたら競合モデルは何になる? ホットハッチ頂上決戦を占う「強力なライバル」3選

もし登場したらどのモデルと戦う? 迎え撃つ「強力なライバル」3選

 では、300馬力級で4WDの「マツダ3」が実際に登場したら、どんなクルマと比べられるのでしょうか? ここでは、性能やキャラクターが近い3台を取り上げます。

 まず、300馬力級で4WDの“Cセグメント”ハッチバックとして真っ先に名前が挙がるのが、トヨタ「GRカローラ」です。

 1.6リッター直列3気筒ターボエンジンは、最高出力304ps、最大トルク400Nmを発生。4WDシステム“GR-FOUR”は、電子制御多板クラッチで前後輪への駆動配分を制御します。

 ワイドフェンダーをまとった見た目からも分かるとおり、サーキットやラリーを強く意識したモデル。「MSR3」が普段使いに適した快適性や内装の上質さを残しつつ、2.5リッターターボの余裕で速さを味わう方向になるとすれば、「GRカローラ」はより過激な位置づけとして比較されることになるでしょう。

 続いて、300馬力超の国産ハッチバックで外せないのが、ホンダの「シビック タイプR」です。

 2リッター直列4気筒の“VTECターボ”エンジンは、最高出力330ps、最大トルク420Nmを発生。トランスミッションには6速MTを組み合わせ、前輪駆動ながらハイパフォーマンスな走りを実現しています。

 全長約4.6mの5ドアハッチバックで、伸びやかなスタイルという点は「マツダ3」と通じるところ。駆動方式は4WDとFFで異なりますが、“Cセグメント”の国産ハイパワーハッチとして、クルマ好きならまずは比べる相手となるはずです。

 一方、輸入車まで視野を広げた場合、「MSR3」が目指すであろう“上質なスポーツハッチ”に最も近い存在といえるのが、フォルクスワーゲン「ゴルフR」です。

「マツダ スピリットレーシング3 コンセプト」
「マツダ スピリットレーシング3 コンセプト」

 2リッターターボは最高出力333ps、最大トルク420Nmを発生し、7速のデュアルクラッチ式トランスミッション“DSG”と4WDシステム“4モーション(Rパフォーマンストルクベクタリングつき)”を組み合わせています。

 ひかえめな外観に上質なインテリア、そして日常の快適性といざというときの速さを両立しているのが「ゴルフR」の持ち味。「マツダ3」はこれまで上質さを重視してきたことを考えると、「MSR3」がねらう世界観に一番近いのは「ゴルフR」なのかもしれません。

「MSR3」は輸入プレミアムハッチを検討する層をどれだけ振り向かせられるのか? そこが勝負どころのひとつになりそうです。

* * *

「GRカローラ」はモータースポーツ直系、「シビック タイプR」はFFで速さを突き詰めたモデル、そして、「ゴルフR」は高いトラクション性能を備えた上質なオールラウンダーと、三車三様の個性があります。

 キャラクターがはっきりしたライバルがそろう中にあって、「MSR3」が独自の居場所を見つけるとすれば、「マツダ3」らしいデザインと上質さを保ったまま、ターボと4WDの速さを手に入れたモデルという立ち位置でしょう。

 もっとも、「MSR3」に関して流れている2027年前半という登場時期や、300馬力級・4WDといった市販仕様の情報は、現時点ではウワサの段階です。「東京オートサロン2027」などで公式発表があるのかどうか注目したいところです。

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