ツーリングなら「ハンターカブ」で街乗りなら「クロスカブ」!? ホンダの人気“原付二種”を乗り比べ! それぞれが得意なシチュエーションとは?
重量差は11kg! 実際に乗って分かった走りの違いとそれぞれの得意分野
実際に2台を乗り比べると“押し歩き”の段階で違いを感じます。「クロスカブ110」は車重が107kgで取り回しが軽いのが特徴。一方の「CT125・ハンターカブ」は車重が118kgで、取り回しの際にも重さを感じ、特にがっしりとしたキャリアを装備したリアまわりに重みを感じます。
またがった際の印象も異なります。「クロスカブ110」のシート高は784mm。それに対し、「CT125・ハンターカブ」は800mmで、シート幅も結構あるため足つき性にも差を感じます。小柄なライダーは「クロスカブ110」の方がハードルが低く感じるでしょう。
さまざまなシーンで乗り回してみると、いわゆる“普通のバイク”に近く感じるのは「CT125・ハンターカブ」の方。重量があるのに加えて、車体の剛性感が高いことが効いています。特に、トップブリッジまでフォークが伸びる構造を採用したフロントまわりは、しっかりしていて安心感があります。
一方の「クロスカブ110」は、昔ながらの「スーパーカブ」シリーズらしい乗り味が継承されている印象。軽さもあって気軽に乗り回せるフィーリングです。ただし、キャストホイールを履いた現行モデルは剛性感も高まっており、「CT125・ハンターカブ」との差は縮まっている印象です。
エンジンパワーについては、排気量の大きい「CT125・ハンターカブ」の方が、やはり余裕があります。しかし「クロスカブ110」も、2022年型からロングストローク化されたエンジンを採用しており、その差は縮まっています。

かつての「クロスカブ110」は、トルク不足により登り坂などでシフトダウンをしたくなるケースもあったのですが、現行のエンジンになってからはシフトダウンすることなく、そのまま登っていける感覚です。ロングストローク化によって最大トルク値が従来の8.5Nmから8.8Nmに向上したことの効果といえるでしょう。
未舗装の林道などを走ると、ややブロックタイプのタイヤを履く「CT125・ハンターカブ」の方が走りやすく感じますが、「クロスカブ110」も取り回しの軽さと足つきのよさで、結構、走れてしまいます。
キャンプ道具など大きな荷物を積んでツーリングに出かけるなら、大型キャリアを備える上に車体の剛性感も高い「CT125・ハンターカブ」の方が有利。ただし「クロスカブ110」も、工夫次第では同じ楽しみ方ができます。
一方、街乗りや通勤などで気軽に乗りたいのであれば、取り回しが軽快な「クロスカブ110」の方が向いているでしょう。
2台の価格(消費税込)は、「CT125・ハンターカブ」が49万5000円で「クロスカブ110」が41万2500円。コストパフォーマンスという面では、「クロスカブ110」が優秀といえそうです。
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