ホンダ初の高級e-MTB「RN0」世界初公開! じつは“電動アシスト自転車”のパイオニアだったホンダが再び本格参入!?
二輪車開発で培ったノウハウと最新e-MTB技術を融合
ホンダは2026年11月3日、イタリア・ミラノで開催されている二輪車見本市「EICMA 2026」で、同社初となるハイエンド電動アシストマウンテンバイク(e-MTB)「Honda RN0(アールエヌゼロ)」を世界初公開しました。
新型RN0は、ドイツのハイエンドe-MTBメーカーであるROTWILD(ロットワイルド)との共同開発によって誕生したモデルです。
ホンダが長年培ってきた二輪車の車体開発技術と、欧州を中心に進化している最新の電動アシスト技術を融合。プレミアムe-MTB市場への新たな挑戦となります。

実はホンダと自転車には長い関係があります。創業間もない1947年には、自転車に取り付ける補助エンジン「ホンダA型」を発売。その後も「カブF型」や「リトルホンダ」「ノビオ」「ピープル」など、自転車に動力を組み合わせたパーソナルコミューターを開発してきました。
電動アシスト自転車についても、1994年12月に「ホンダ ラクーン」を発表しています。1995年2月に発売されたこのモデルは、ペダルを踏む力をセンサーで検知し、モーターが自然に走行を補助するというもの。現在の電動アシスト自転車につながる考え方を、30年以上前から実現していたのです。
さらにホンダは2000年代、マウンテンバイクの研究開発にも取り組みました。その象徴が競技専用マシン「RN01」です。
2005年にはUCIマウンテンバイク・ダウンヒルワールドカップでシリーズ総合優勝を達成。今回のRN0という車名には、こうしたホンダのマウンテンバイクへの思いが受け継がれています。
では、新型RN0はどんな自転車なのでしょうか。
最大の特徴は、ホンダ独自開発のカーボンモノコックフレームと、ガルアーム式スイングアームを採用した車体構造です。二輪車開発で培ったノウハウを生かし、高い剛性と路面追従性を両立。車両重量は約24kgに抑えられています。
電動アシストユニットにはシマノの新世代ドライブシステムを採用。ユニット重量は2.3kgで、最大トルク100Nm、最大出力750Wを発揮し、720Whのバッテリーを搭載します。急勾配の登坂から高速トレイルまで、力強いアシストを実現します。
さらに、路面の勾配やペダルを踏む力に応じてアシスト量を自動調整するAUTO ASSISTや、適切なケイデンスを維持するAUTO SHIFTも搭載。トップチューブには2.2インチのフルカラーディスプレイを内蔵し、速度や航続距離、アシストモードなどを表示します。スマートフォンアプリとの連携にも対応しています。
サスペンションは前後ともFOX製の上級モデルで、フロントフォークは160mmストローク。ホイールはフロント29インチ、リア27.5インチのマレット仕様とし、安定性と俊敏性を両立しています。

気になるのは、日本での発売です。今回の発表はあくまで世界初公開であり、現時点で日本国内での発売時期や価格、販売方法については発表されていません。
ホンダが日本で完成車として販売するのか、欧州を中心に展開するのかも、今後の情報を待つ必要があります。
なお、ホンダは近年、自転車を電動アシスト化・コネクテッド化する「SmaChari(スマチャリ)」にも取り組んでいます。自転車そのものを製造するだけでなく、電動アシストの制御技術やスマートフォンとの連携機能を提供するビジネスも展開しています。
今回のRN0は、単なる新型e-MTBではありません。自転車にエンジンを取り付けた時代から始まり、電動アシスト自転車、競技用マウンテンバイクへと続いてきたホンダの歴史。その技術と経験を、最新の電動アシストマウンテンバイクに結実させたモデルといえそうです。
VAGUEからのオススメ
クルマ好きの男が「本気で欲しい」と思ったミニバン! マイチェンした「新型セレナ」の圧倒的完成度【PR】