51年前のヤマハ“2ストスポーツ”が米国オークションで高値落札 当時 ジャイアントキラーと呼ばれた「RD350」はどんなバイク?
軽量な車体から発揮される刺激的な加速感
2026年10月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1975年式のヤマハ「RD350」が登場しました。
RD350は、1970年代に一世を風靡した伝説的な2ストローク・スポーツバイク「RD」シリーズを代表するフラッグシップモデルです。
当時、大型マルチ気筒車が台頭するなかで、ヤマハは軽量コンパクトな車体にハイパワーなエンジンを組み合わせた、牙を持つミドルスポーツモデルを投入しました。
1973年に登場したRD350の最終型にあたる1975年式は、熟成された空冷2ストローク並列2気筒エンジンにリードバルブ(トルクインダクション)機構を備え、全域で扱いやすくも、ひとたび回せば強烈な加速力を発揮する設計となっています。
当時の大排気量4ストローク車を凌駕するその圧倒的なパワーウェイトレシオから、アメリカをはじめとする海外市場では「ジャイアントキラー(大物喰い)」の異名で恐れられていました。

今回出品された個体は、2023年に現在の出品者へ所有権が移るまで、初代オーナーのもとで長年保管されていたと伝えられています。
外観は、オレンジの車体色をベースに、ブラックとホワイトのグラフィックを組み合わせたカラーリングが採用されています。フロントフェンダーはポリッシュ仕上げで、ブラックのスチールフレームと組み合わされています。
シートは2人乗りに対応したツーアップ仕様で、後部にはロック付きの収納スペースを備えたパッセンジャーバックレストを装備。さらに、クローム仕上げの荷台ラックや折りたたみ式のタンデムステップも備えています。
足まわりには18インチのワイヤースポークホイールを採用。フロントにはディスクブレーキ、リアにはドラムブレーキを組み合わせています。
サスペンションはテレスコピック式フロントフォークと、プリロード調整機構付きのリアショックで構成されています。
計器類は、時速120マイル(約193km/h)まで刻まれたスピードメーターと、レッドラインが8500回転から始まるタコメーターを配置。ニュートラルインジケーターなどの表示灯も備えています。
走行距離を示す5桁のオドメーターは3000マイル(約4800km)を表示しており、そのうち約200マイル(約320km)が現在のオーナーのもとで走行されました。
そして、搭載されるのは空冷347ccの2ストローク並列2気筒エンジンです。ツインミクニキャブレターとヤマハ独自のオートルーブオイルインジェクションシステムを採用し、6速トランスミッションを組み合わせています。
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