「私は一切関与していない」ガンディーニが「カウンタックLPI800-4」を完全否定した理由とは
「カウンタックLPI800-4」は、オリジナルへの冒涜なのか!?
2021年8月中旬、アメリカ・カルフォルニア州で開催された「モントレー・カーウィーク」において、アウトモビリ・ランボルギーニ社が世界初公開した「カウンタックLPI800-4」が、全世界でセンセーションを巻き起こしたことは記憶に新しい。
しかし、そのコンセプトとスタイリングについては誰もがもろ手を挙げて称賛しているわけではなく、賛否両論が入り乱れているのもまた事実。
そんななか、オリジナル「カウンタック」の成功によってスーパーカーデザインの巨匠の地位に登り詰めた伝説のスタイリスト、マルチェッロ・ガンディーニ氏から、一通のプレスリリースが一部のメディアおよび関係者に送信されたのだが、その内容は驚くべきものであった。
いわゆる「Newカウンタック」として世に知られることになった「カウンタックLPI800-4」。そのリリースに際して、アウトモビリ・ランボルギーニ社によっておこなわれてきた一連のプロモーション活動を見たマルチェッロ・ガンディーニ氏は、自身がプロジェクトから距離を置いており、関与したことは一度もないと言明した。
アウトモビリ・ランボルギーニ社自身によるもの、またはその結果としてここ数週間のメディアによって伝えられたニュースに触れた巷間の人々は、ガンディーニ氏がこのプロジェクトに関与していた、あるいはこのプロジェクトに彼の祝福が与えられていたかもしれないと信じるよう誘導されてしまっていても不思議ではないだろう。
その状況を鑑みたガンディーニ氏は、自身がプロジェクトに参加しなかったこと、さらにいえば、その存在にまったく気づいてさえいなかったという事実を明確にしておきたいという判断のもと、リリースが発信されたようなのだ。
●何も知らずにインタビューを受けたガンディーニ
2021年の春、ランボルギーニ社のプレスオフィスは、マルチェッロ・ガンディーニ氏とのビデオインタビューをおこなった。
その内容はカウンタックの50周年を記念したもので、現在のランボルギーニ社のデザイン部門マネージャー、ミィティア・ボルケルト氏との話し合いのテーマについて合意し、いつものごとく和やかに話題が進行したという。
また、2021年6月15日におこなわれたインタビューでは、ランボルギーニ社はガンディーニ氏に、彼らの「マエストロ・ガンディーニへの個人的な賛辞」として定義された、カウンタック50周年を記念してペブルビーチで発表されることになるスケールモデルも提示していた。
ところがガンディーニ氏いわく、この以前にも、またインタビューの際にも、Newカウンタックに限定シリーズの生産が予定されているとは述べられていなかったとのこと。
ボルケルト氏がインタビュー中にスケールモデルを提示してきたとき、ガンディーニ氏は彼を常に際立たせてきた優雅さと優しさで、平素と変わらぬ笑顔とともに応えていた。
その後の報道によると、カウンタックの50周年を祝うことを目的としていたこの時のインタビューは、実はそれだけにはとどまらず、リメイク版「LPI800-4」のシリーズ生産と販売をティーザー的に示唆するものとなっていた。だからガンディーニ氏は、上記のインタビューの使用を見て、事実を明らかにすることが重要という結論に至ったとのことなのだ。
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