ジープ新型「グランドチェロキー L」は788万円から「ライバルはアルファードからGLEまで」の自信の由来は?
「リミテッド」と「サミット リザーブ」の2グレード展開
ジープブランドのフラッグシップである「グランドチェロキー」が、10年ぶりにフルモデルチェンジ、新設モデル「グランドチェロキーL」として日本導入グレードが発表された。
グランドチェロキーLは、同モデルとして初となる3列シートが備わったことが最大のトピック。日本導入は、「リミテッド」と「サミット リザーブ」の2グレードとなる。車両価格(消費税込)は、リミテッドが788万円、サミット リザーブが999万円となり、2022年2月19日より販売が開始される。
グランドチェロキー Lが日本国内発表されたその日、対面式のラウンドテーブルの席が設けられたので、そこで実際に質問したことを交えつつ、グランドチェロキー Lの魅力について迫ってみよう。

リミテッド、サミット リザーブともに搭載するエンジンは、3.6リッターV型6気筒となり、組み合わされるパワートレインは8速ATとなる。「レネゲード」、「コンパス」、「ラングラー」に4気筒モデルがラインナップされているのだが、グランドチェロキー LはフラッグシップであるためV6搭載モデルのみとなるそうだ。
2列目シートでは、リミテッドとサミット リザーブでは大きな相違点がある。リミテッドは7名乗車なので2列目シートは3人掛けとなるが、サミット リザーブの2列目シートはキャプテンシートとなり、6名乗車となる。
●国産ミニバンから輸入SUVまでがライバル
グランドチェロキー Lが想定している新規カスタマーは次の3つである。
1/輸入SUVのオーナーで、ジープのオーセンティック性やヘリテージ、本物のオフロード性能に興味を持っている人。
2/国産SUVオーナーで輸入車に興味があり、アウトドアを楽しみながら、日常の冒険を後押ししてくれるSUVを求めている人。
3/国産ミニバンオーナーで、人と違ったものを求める一方、家族のニーズも満たし、様々な体験を可能にしてくれる1台を探している人。
グランドチェロキー Lの外観は威風堂々たるもので、インテリアに目を向ければもはや「アメ車」のイメージは微塵も感じられない高級な仕上がりになっている。
2列目キャプテンシートのサミット リザーブの車両価格が999万円という値付けは、フルサイズSUVであるメルセデス・ベンツ「GLE」のエントリーモデルである「300d 4マチック ディーゼルターボ」の964万円に肉薄するプライス。しかもサミット リザーブは、Mclntosh製プレミアムサウンドシステムをはじめ、安全装備と豪華装備がほぼフルスペックで標準となっているのがポイントだ。
グランドチェロキー Lの最大のコンペティターはGLEなのかもしれない。しかし、さらにアッパークラスの「GLS」やBMW「X7」、さらには「レンジローバー」などの比較対象車としても検討の余地ありだ。それほど内外装ともに質感が格段にアップしている。

またリミテッドの788万円という値付けは、国産SUVオーナーだけでなく、国産ミニバンオーナーにとっても魅力的に映るだろう。とくに「アルファード」のような国産ミニバンをセカンドカー、もしくはサードカーとして必要に迫られて所有している人にとっては、ゆとりある3列目シートを持つグランドチェロキー Lという選択肢がひとつ増えたのではないだろうか。
SUVの3列目シートといえばエマージェンシー的要素が大きく、大人が長時間乗るには辛いものが多い。グランドチェロキー Lの3列目シートは、レッグスペースも確保されており、大人でも快適に乗車できそうだ。また3列目シートの折りたたみと展開は電動なので、非常に使い勝手も考慮されている。
2列目、3列目シートはほぼフルフラットに倒れるため、最大約2400リッターというラゲッジスペースはキャンプ道具なども楽に積載できる。また、車中泊もできそうなスペースだ。
これまで、いざというときの3列目シートのために国産ミニバンを選んでいた人のなかには、スタイリングやキャンプに出かけた際の悪路走破性に不満を感じていた人も多いだろう。しかし、グランドチェロキーLならばそうした不満は一挙に解決する。さらに、パーキングで同型車種がたくさん並んでいるということもない。
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今後、5シートやPHEVの4xの導入も控えており、ますます選択の幅が広がるグランドチェロキー。日本市場へは最大7人乗車可能なグランドチェロキー Lが最初に上陸したが、ジープのフラッグシップであるグランドチェロキーのブランディングを再定義するという意味においては、適任であったといえるだろう。
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