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「50年前のポルシェにはとても見えない!」日本で仕上げたレストモッド「911」は真夏のドライブも大丈夫

旧いポルシェ「911」を快適にドライブするためのオリジナル装備とは

 また、見た目だけでなく機能面でのKOASPEEDの提案に注目したい。まず、現代のクルマの必需品になっているエアコンだ。暑いときに快適にドライブできないクルマでは困るので、ポルシェ専用にナロー、ビックバンパー専用エアコンキットを開発し、販売しているのだ。

KOASPEEDでは、ポルシェ専用にナロー、ビックバンパー専用エアコンキットを開発し、販売している
KOASPEEDでは、ポルシェ専用にナロー、ビックバンパー専用エアコンキットを開発し、販売している

●エアコンも自然な雰囲気で完備

 取り付けに関しては、なるべくボディ加工しないようにしており、コンプレッサーやエバポレーター、ブロアーケースを見た目的にも違和感なくフィットするように収めている。

 また、エアコンの吹出し口がないナローモデルには、専用の増設吹出し口をダッシュボード下にコンパクトに設置できるようにもしている。しかし追加スタイルを嫌がるオーナーのために、純正ラジオのポジションに、エアコン吹出し口を取付けることも可能だ。

 このエアコンシステムは、あのシンガーやRUFの車両にも採用しているタイプと同じものなので、その信頼性は確かだ。日本用キットでは、専用のフィッティングパーツが必要となり、これをKOASPEEDが製作してエアコンシステムに加えている。また、安心して快適に乗れるように高出力150Aオルタネーターなども追加している。

 価格は、ナロー用が90万1000円(税別・標準工賃35万円〜)、ビックバンパー用が88万1000円(税別・標準工賃30万円〜)となる。

 今回紹介しているポルシェ911は快適性を重視するマシンではあるが、スピードに対しても妥協していない。エンジンは、「930ターボ」の3.3リッターエンジンに換装し、KKK製K27タービンに交換しビッグバルブ、強化バルブスプリングの交換を含めたメカチューンを施してハイパワー化を実現している。

 最大ブーストにもよるが、最高出力は推定で500ps近くに達すると思われる。また、これだけのパワーを手にしているため、サスペンション&ブレーキも強化。フロントが「993」用、リアは「ボクスター」用を流用している。

* * *

 こうして過去の名車と最新技術の融合によって生み出されたレストモッドポルシェ911は、相当高いレベルで仕上がっている。すべてをこだわり抜いて作られており、完全なるオリジナルとは異なる魅力に溢れている。今後、EV化が進むことは明確。そこでこうしたICEのクラシックモデルをレストモッドして楽しむ風潮は、いまよりもっと盛んになるだろう。

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