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海を渡って日本から2台参戦! 東京大学×ホンダテクニカルカレッジ関東の「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」挑戦を現地からレポート【イタリア通信】

日本車も参戦! モンテカルロに集まった蒼々たるヒストリックカーとは

「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」スタートの日の午後、ミラノ中央にあるマリーナ通りに参戦車が続々と現れ、それぞれ最終チェックを始めていた。ランチア「ストラトス」、ポルシェ「911」、BMW「2002 TII」、ミニ「クーパーS」、ランチア「フルヴィア1600 HF」、ルノー「5アルピーヌ」、フィアット「124スパイダーアバルト」、ランチア「ベータクーペ1800」、フォード「エスコート2000 MKII」、アルファ ロメオ「アルフェッタGTV」、サーブ「96v4」、オペル「カデットGTE」、フィアット「」リトモ、アルピーヌ・ルノー「A110 1300G」、ポルシェ「356」などなど、ミラノからスタートのクルマは118台。街中でこれだけのラリーカーを目の前で見られるとはまさに幸運、これから過酷なレースへと旅立つクルマ達は、皆、凛とした姿で佇んでいた。

スタート前。マリーナ通りに待機するラリーカー(C)野口祐子
スタート前。マリーナ通りに待機するラリーカー(C)野口祐子

●日本から参戦した「Team 結 2022」とは

 午後6時、あたりが薄暗くなった頃、スタート地点のミラノ自動車連盟があるCorso Venezia 43番地の前に参加車が並んだ。この界隈は高級品街で有名ブランドが軒を連らねている。ブランドで身を纏ったミラネーゼが闊歩する中、第24回、ラリー・モンテカルロ・ヒストリックがスタートした。

 先頭はランチア・ストラトス、私の中ではラリー・モンテカルロというと、すぐに頭に浮かぶのが雪の中で勇敢に走るサンドロムナーリのストラトス。スタートしたストラトスの後ろ姿を眺めながら雪山の景色が浮かんだ。さて今年はどんなレースが展開されるのだろう。

 翌日、各3都市から走って来た約300台のクルマがモンテカルロに結集し、1月29日の早朝から2月2日にかけ、南仏の海岸沿い、山道、夜中の雪道、過酷な峠道など17のステージをこなしながら走り抜けるラリー・モンテカルロ・ヒストリックが繰り広げられる。

ゼッケン27番、レビンで参加のドライヴァーの久保氏と応援に来た子供たち。隣はストラトスで参加のジェーソン(C)野口祐子
ゼッケン27番、レビンで参加のドライヴァーの久保氏と応援に来た子供たち。隣はストラトスで参加のジェーソン(C)野口祐子

 今回のラリーで忘れてならないのが、参加車のゼッケン27番のトヨタ「レビン」(1972年)とゼッケン97番のトヨタ「セリカ1600GTV」(1975年)だ。

 参戦のために日本から運ばれてきたこの2台は、東京大学とホンダテクニカルカレッジ関東の授業によって整備されたクルマだ。「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」に出場し、完走するという目的のもとに立ち上がった「Team 結 2022」。学生自身がレビンとセリカをレストアし、ラリー・モンテカルロ・ヒストリック用に仕立てあげ、現地に赴き実際にラリーに参加するという単位のとれる授業となっている。

 それは技術的なことだけでなく、活動を支援してくれるスポンサーの獲得、エントリーの手続き、国内外の運送の手配、空港チケット、ホテル、レンタカー、食、人材の手配など、常に語学や習慣の違いで生じる困難が各所で立ちはだかるが、それらをどのように対処していくべきかを肌で学べる最高の授業となる。これから社会の荒波に出ていく学生にとって重要な授業内容となるのではないだろうか。

 ドライバー、コドライバーはラリー経験者の方が担当。クルマに貼ってある日本の文字のステッカーを見ると、自然と同志感が芽生え、行方を追ってしまう。頑張れニッポン。

Next日本から参加の2台の「レビン」と「セリカ」結果はいかに?
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