アストンマーティン最後の12気筒モデル「V12ヴァンテージ」登場! リアウイングの有無は選択可能に
アストンマーティンのラストV12モデルに相応しい本気の性能
大排気量のパワフルなエンジンに優雅さ極まるエクステリアを備えた英国の高級車メーカー「アストンマーティン」。パワーみなぎるエンジンをフロントにマウントし、手作業で製造される、「DB」シリーズや「ヴァンキッシュ」といったモデルはクルマ好きに広く知られており、映画『007』のボンドカーとしても有名だ。幾度となく経営的に苦しみながらも100年以上に渡って愛されてきた老舗ブランドでもある。
欧州連合(EU)は、V12やV8といったハイパワーエンジンのみならず、すべての内燃機関の販売を2035年までに終了する方針を打ち出した。自動車に対する環境規制はさらに厳しくなるだろう。アストンマーティンも例外ではない。しかし、同社はこのタイミングで、V12エンジンを搭載する最後のモデルとして「V12ヴァンテージ」を登場させた。

ツインターボを採用した5.2リッターV型12気筒エンジンは、ヴァンテージに搭載されるエンジンとしては史上最強の最高出力700psを発揮。そのパワーは、2022年2月に公開された市販SUV最強の「DBX707」(最高出力707ps)に匹敵する。0ー100km/h加速は3.5秒、最高速度322km/hにもおよぶパフォーマンスを発揮するという。
●リアウイングはお好み次第
アストンマーティンは、優雅なボディ形状もセールスポイントのひとつだ。実際、「DB11」ではエレガントなリアセクションを作り出すため、Cピラーからトランクリッド上部へ空気が流れるように設計し、リアウイングを不要とした、という話がある。
そんな中V12ヴァンテージには、レースカーのような立派なリアウイングが装備されている。最大204kgのダウンフォースを発生させることができるというが、優雅なスタイルを味わいたい場合はリアウイングレスも選択できる。ボディは+40mmワイド化され、新形状のリアディフューザーを含む専用エアロパッケージも装備する。
スチール製よりも23kg軽いというカーボンセラミックブレーキを標準装備。カーボン製フロントバンパーとクラムシェルボンネットなど、軽量素材を惜しげもなく採用することで、1トンあたり390psという卓越したパワーウェイトレシオを実現させたという。
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アストンマーティンは、ハイブリッドモデルである「ヴァルキリー」や「ヴァルハラ」を開発したほか、バッテリーメーカーのブリティッシュボルトと提携するなど、電動化を強力に押し進めている。そんな動きの中で登場した「V12ヴァンテージ」は、現ラインナップで最小サイズのクルマに最大のエンジンを搭載した、まさにアストンマーティンのV12モデルの終焉を飾るに相応しい1台だ。
333台のみ生産される予定だが、発表前にすでに完売。入手するにはキャンセル待ちもしくは中古車として流通するのを待つしかない。デリバリーは2022年第2四半期にスタートする予定だ。
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