VAGUE(ヴァーグ)

マセラティ「MC20」はV8フェラーリとV10ランボではない第3の選択としておおいにオススメ物件でした

気になる「MC20」の首都高メインのインプレッションとは

 さっそくエンジンを始動して、まずはDレンジでオートマチックの加速を味わう。

 エンジンサウンドは予想していたよりもはるかに小さく、シフトアップもスムーズにおこなわれる。バイブレーションも小さく、これも意外だった乗り心地の良さを加えれば、ここまでは完全に日常的な使用ができるスーパースポーツという評価であるし、その印象は最後まで変わらなかった。

630ps、730Nmを発揮する3リッターV6エンジン「ネットウーノ」
630ps、730Nmを発揮する3リッターV6エンジン「ネットウーノ」

●V6であることが納得できればお買い得

 ドライブモードは「GT」、「スポーツ」、「コルサ」、「ウエット」の4タイプ。今回はおもに「GT」と「スポーツ」を試してみたが、高速でのクルージングではサスペンションのセッティングに落ち着きが感じられる「GT」がベストだ。「スポーツ」ではややピッチングが激しくなり、タイヤの接地感が気になる場面もあった。

 コーナーでのハンドリングはリニアのひとことに尽きる。ステアリングの正確さとともに、RWDでありながらトラクション性能の高さが、スーパースポーツとしての魅力を大いに高めている。

 8速DCTをマニュアルで操作すると、4000rpmを超えたあたりからの驚異的な吹け上がりと、明らかに変化する官能的なメカニカル&エグゾーストノイズに心を奪われる。

 メーターパネルは10.25インチの液晶パネルからなるもので、走行モードに応じてデザインが変化するが、その表示を確認するのもMC20の全開加速の中では、とても難しい作業だ。

 試乗車にはオプションとなるフルナチュラルレザーインテリアが装備され、さすがはマセラティの作といった印象の、エレガントなキャビンを作り上げている。

 多くのライバルが存在する中に投入されたマセラティの新型スーパースポーツであるMC20。その実力と魅力はけして侮ることはできない。そう感じたテストドライブだった。

●MASERATI MC20
マセラティMC20
・車両価格(消費税込):2644万円
・全長:4669mm
・全幅:2178mm
・全高:1224mm
・ホイールベース:2700mm
・車両重量:1500kg
・エンジン形式:V型6気筒DOHCターボ
・排気量:3000cc
・エンジン配置:リアミッドシップ
・駆動方式:後輪駆動
・変速機:8速AT
・最高出力:630ps/7500rpm
・最大トルク:730Nm/3000−5750rpm
・0-100km/h:2.9秒以下
・最高速度:325km/h以上
・公称燃費(WLTC):8.6km/L
・ラゲッジ容量:50L(フロント)、100L(リア)
・燃料タンク容量:60L
・タイヤ:(前)245/35R20、(後)305/30R20

Gallery 【画像】マセラティの最新スーパースポーツ「MC20」を見る(26枚)
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