【悲報】ホンダ「ダックス125」発売延期! 待つ価値はある? それでも復活が待ち遠しい理由とは
突然飛び込んできた注目バイクの発売延期
2022年3月の大阪モーターサイクルショーで世界初公開され、同年7月21日から発売される予定だったホンダのレジャーバイク「ダックス125」。しかし残念ながら、その発売が延期となってしまいました。
延期の原因は、海外のコロナ禍ならびにその対策にともなうパーツの生産遅延や、世界的な海上輸送の混雑による物流の混乱で、生産に影響が生じているため。ちなみに、ホンダからの発表では「当面延期」とされているだけで、いつまで延期なのか、といった期限に関する明記はありません。想像以上に影響は大きいようです。
今回、残念ながら発売延期となってしまった「ダックス125」は、1969年にデビューした元祖「ダックスホンダ」を現代風にアップデートしたモデルです。
新設計のエンジンに、自動遠心クラッチを備えた4速トランスミッションを採用。キュートで個性的なルックスと、随所にクロームメッキ部品をあしらった高い質感もあって、バイク好きだけでなく多くの人々を惹きつけています。
12インチのタイヤ&ホイール、倒立式のフロントフォーク、前後のディスクブレーキや制動時の安定性を高める前輪ABSなど、走行性能を高める機能も充実しています。
●移動の自由度を高めてくれる「ダックス125」
このように、発売の無期延期が決定した「ダックス125」ですが、果たして、それでも“待つ価値のある”バイクなのでしょうか?
バイクや自転車など、2輪車を中心に取材をおこなっているライターの増谷茂樹さんは、「ホンダの『ダックス125』は、十分に待つ価値のあるモデルです!」と太鼓判を押します。
「125ccエンジンを搭載する『ダックス125』は原付二種クラスで、原付一種とは異なり、ふたり乗りが可能な上、制限速度も普通のクルマと同じ(原付一種は30km/h)。大きな交差点などでも二段階右折の必要がありません。
また、狭い街の路地でもスイスイ走れる取り回しのいいコンパクトボディと、キャンプ場入り口などの砂利道程度であれば難なく走れる12インチのタイヤ&ホイールも、移動の自由度を高めてくれることでしょう。
『スーパーカブ』と同じく、自動遠心クラッチを備えた4速トランスミッションなので、AT限定免許で乗れるのも魅力です。かつての『ダックスホンダ』よりボディは大きくなっていますが、その分、ホイールベースが長くなって走行安定性がアップ。シートも前後に長いので、ふたり乗りしやすいのもポイントです。
ルックスは『ダックスホンダ』のイメージを巧みに再現したもの。それでいてスペックは現代的なので、気兼ねなく乗れるのがうれしいですね」
今回の発売延期は残念なニュースではありますが、それでも、このモデルの魅力に変わりはありません。「ダックス125」にすでに魅了されてしまった人は、辛抱強く待つことをおすすめします。