VWの最高級セダン 2代目「フェートン」初公開! 発売されることなく「幻」に終わったモデル
日の目を見ずに終わった2代目フェートン
独フォルクスワーゲン(VW)は2022年7月7日、VWの最高級セダン「Phaeton(フェートン)」の後継モデルとなるはずだった2代目フェートンD2を初公開しました。

初代フェートンはいまから20年前、2002年に登場したVW初のラグジュアリーセダンです。
当時のVWAG取締役会会長であったフェルディナント・ピエヒ博士によるプロジェクトで開発されたモデルで、全長5060mm×全幅1900mm×全高1450mm、ホイールベースは2880mm(標準仕様。ロングホイールベース仕様は3000mm)という、フラッグシップセダンとして登場しました。
独ドレスデンの「ガラスの工場」で、フェートンはほぼ手作業で組み立てられていました。エンジンも3.2リッターV型6気筒から始まり、6リッターW型12気筒、4.2リッターV型8気筒、そしてV型10気筒ディーゼルなどVWを代表するエンジンが搭載されました。
しかしながら販売は低迷。日本ではついに正規導入されなかったほか、欧州や北米でも目標を大幅に下回る結果となりました。ただしVWは「フェートンは、VWブランド全体に利益をもたらし、後に『トゥアレグ』や『アルテオン』などの他のプレミアム車への道を開いた輝かしいスターとしての役割を果たしました」としています。
※ ※ ※
今回、初代フェートン発売から20周年の機会に初公開されたのは、2016年に発売される予定だった2代目フェートン(D2)です。
フェートンD2は、アウディ「A5」「Q5」「A8」やポルシェ「マカン」などと同じVWグループのFF縦置きプラットフォーム、MLBを採用しています。
エクステリアは初代の落ち着いたデザインを踏襲。アルテオンにも似たスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。
インテリアもランドしたディスプレイが目を引きます。このデザインは、2016年当時はまだほかのVWモデルには採用されていないインテリアデザインでした。
当時のプレミアムモデルのインテリアデザインを担当したトマシュ・バチョルスキー氏は「この内装デザインは、2018年に発売された2代目トゥアレグのイノビジョンコクピットとして採用されました」とコメントします。
結局VWブランド委員会は、電動モビリティに重点を移したため、2代目フェートンの開発計画は2016年に中止されたといいます。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】