なぜ後輪駆動は運転が楽しい? BMW新型「2シリーズクーペ」がFFではなくFRにこだわった理由とは?
新型2シリーズクーペは伝統の後輪駆動で登場
BMW「M240i xDrive クーペ」は「駆けぬける歓び」を具現化したCセグメントのスポーツクーペとして解りやすいクルマに仕上がっています。
試乗を終えても、再び乗ってみたいというワクワク感が止まらないマシンでした。それはM240iが後輪駆動ベースのモデルだからだと思います。

そういうと「えっ、2シリーズは前輪駆動じゃないの?」という質問が出てきそうなので、M240iの詳しいインプレッションをお伝えする前に、BMWのコンパクトカー群のモデルラインナップの交通整理から始めます。
これまでBMWはフロントにエンジンを縦置きした後輪駆動を踏襲してきましたが、2014年登場の「2シリーズアクティブツアラー」(開発コードF45)、2015年登場の「2シリーズグランツアラー」(F46)が、3気筒と4気筒エンジンを横置きして前輪駆動をベースにしたため、2シリーズは前輪駆動というイメージになりました。
xDriveと呼ぶ4WDもありますが、あくまでもベースは前輪駆動だからです。
さらに5ドアハッチバックの「1シリーズ」が、これまでの後輪駆動(F20)から2019年前輪駆動(F40)へと大変身しました。同じ年に2シリーズグランクーペ(F44)と呼ぶ前輪駆動も登場しました。
こうしてBMWの1シリーズ、2シリーズは前輪駆動というイメージがますます強くなりました。
2シリーズクーペの元祖が「1シリーズクーペ」から始まっているところにも勘違いの元がありそうです。
1シリーズ5ドアハッチバック(E87)から派生した1シリーズクーペ(E82)ですが、ハッチバックが前輪駆動に変身していっても実はクーペは後輪駆動を持続していました。
E82の後継に当たる初代2シリーズクーペ(F22)になっても後輪駆動、そして今回試乗した2代目の2シリーズクーペ(G42)もBMWの伝統を守る一番コンパクトなクルマになりました。
ちなみに、まもなく発売になると予想される2シリーズカブリオレ(G43)も後輪駆動です。2シリーズクーペ、カブリオレは新型になっても後輪駆動なのです。
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