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リッター25.2kmは輸入車ナンバーワンの燃費! ルノー「ルーテシア」に登場したフルハイブリッドが凄かった

高級感と自然なフィールのハイブリッド車

 スタートボタンを押し、ATセレクターをDレンジに入れてアクセルペダルを踏めばスルスルと加速していきます。

ルノー「ルーテシア E-TECHハイブリッド」の走り
ルノー「ルーテシア E-TECHハイブリッド」の走り

 最初はモーター駆動なのでエンジンはかかりません。でも低回転から最大トルクを発生できるモーターなので加速力は充分あります。このEモーターだけで走る領域は意外と広いですが、49馬力/1677-6000rpmと205Nm/200-1677rpmのパワーとトルクで余裕があります。

 じつはもうひとつ、HSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)というモーターがあります。こちらは20馬力/2865-10000rpmと50Nm/200-2865rpmを発揮します。

 そしてエンジンは1.6リッター直列4気筒自然吸気で91馬力/5600rpm、144Nm/3200rpmを発揮し、ハイブリッドとしてのトータル出力は140馬力になります。

 通常の走り方では、ギアチェンジしたことが神経を研ぎ澄ませていてもわからないくらいスムーズです。

 完全に変速ショックを消しています。モーターでギアを回して回転を完全に合わせているために大きな歯と歯が噛み合うドッグクラッチでもショックなしで繋ぐことができるのです。

 またアクセルペダルを踏み込んでいったときの加速感は速度域によらずダイレクトな感じで、いわゆるハイブリッド車の歯痒さがない走りです。

 ただしアクセル全開で走ると、高速域になって緩やかにギアチェンジしているのかなと感じる部分も出てきます。それでもそれはショックではなく、加速が鈍くなる踊り場のような感じで、同乗者には気付かれない程度です。

 もうひとつハイブリッド車らしくないところがブレーキです。踏み応えがとても自然でよかったです。ブレーキペダルを踏んだときに反応にタイムラグがなく、途中で踏み増したときにも追従性が良いのでごく普通のブレーキとして操れます。

 Bセグメントのハッチバックという激戦区ですが、高級感と自然なフィールのハイブリッド車という味はルノー・ルーテシアE-TECH HYBRIDの個性です。さらに走り屋も満足させられる滑らかなハンドリング性能も大きな魅力になるでしょう。

ルノー「ルーテシア E-TECHハイブリッド」のインパネ
ルノー「ルーテシア E-TECHハイブリッド」のインパネ

高級感と自然なフィールのハイブリッド車

Renault Lutecia E-TECH HYBRID
ルノー・ルーテシア E-TECHハイブリッド

・車両価格(消費税込):329万円
・全長:4075mm
・全幅:1725mm
・全高:1470mm
・ホイールベース:2565mm
・エンジン形式:直列4気筒自然吸気
・排気量:1597cc
・駆動方式:FF
・変速機:電子制御ドッグクラッチマルチモードAT
・エンジン最高出力:91ps/5600rpm
・エンジン最大トルク:144Nm/3300rpm
・メインモーター最高出力:49ps
・メインモーター最大トルク:205Nm
・サブモーター最高出力:20ps
・サブモーター最大トルク:50Nm
・車両重量:1310kg
・WLTCモード燃費:25.2km/L
・タイヤサイズ:205/45R17

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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