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タイヤの側面には何が記されている!? ブランド名やサイズだけじゃない! 知っておくと便利で役立つマークとは

タイヤの製造年週がわかる「セリアルナンバー」

 タイヤのサイドウオール(側面)には、多くの情報が書かれています。

タイヤのサイドウオールには、タイヤの商品名だけでなくさまざまな情報が記載されている。
タイヤのサイドウオールには、タイヤの商品名だけでなくさまざまな情報が記載されている。

 タイヤメーカー名、ブランド名、タイヤサイズだけでなく、一般ユーザーが知っていると役に立つ情報もあります。

●セリアルナンバー

 タイヤのサイドウオールに書かれている情報のなかで、知っておくと役に立つのはセリアルナンバーです。

 一般的には製品ごとに付けられるものを「シリアルナンバー」といいますが、タイヤ業界ではセリアルナンバーと呼ぶのが通称になっています。

 この中の、楕円で囲まれた4ケタの数字は、製造年と週を示しています。

 たとえば「1920」と書かれていれば、2020年の第19週(5月上旬)に製造されたということです。つまり最初の2ケタが第何週なのかを表し、後の2ケタが西暦の下2ケタという意味です。

 これが何に役立つのかというと、タイヤがどれくらい古くなったのかが正確にわかります。見た目ではトレッド部の溝深さもたっぷり残っていて使えそうなタイヤでも、製造から6年以上経ったタイヤはゴムが硬化してウエットグリップが悪くなったり、乗り心地も硬くなるなどの影響が大きく出ます。

 またゴムの劣化は走行中に亀裂を生じるなどの危険性も増します。

 中古車を買う場合でも、新車のときから装着されていたタイヤかどうかのチェックもできます。一本だけ新しいタイヤの場合には、事故かパンクで交換したことも予想できます。

●製造国名

 タイヤには必ず製造国名が記されています。これは MADE IN ITALYなどと国名が書いてあります。

 ミシュランのタイヤだからといってフランス製とは限りません。日本のブリヂストンも輸入車に新車装着されているものの多くはポーランド製です。グッドイヤーはアメリカのブランドですが、欧州車のハイパフォーマンスタイヤはルクセンブルク製やドイツ製も多いです。

●メーカー承認マーク

 とくに輸入車のタイヤをよく見てみると、カーメーカーが承認したスペックのタイヤはどのメーカーが承認したのかがわかるように、独自の記号が入っていることがあります。

 BMWは「☆」マーク、メルセデス・ベンツは「MO」(メルセデスオリジナルの意味)、ポルシェは「N0」(エヌゼロ)や「N1」、アウディは「AO」、ボルボは「VOL」、ジャガーは「J」などと記号が入っています。

 ちなみに☆マーク、MINIもロールスロイスも共通です。

 アウディはスポーツタイプ用には「RO」の表示もあります。

 ポルシェはモデルとその年式により「N0」、「N1」、「N2」などの指定があります。

 最近は「MO-S」や「MO-E」というマークも出てきましたが、これはタイヤの特性を表しています。MO-Sはタイヤの中に吸音スポンジが入った静かなタイヤ、MO-Eはランフラットタイヤです。

 また「MO-E ☆」と2社の承認マークがついたタイヤも出てきました。

 タイヤ交換をするときは、カーメーカー承認タイヤに換えるのが、クルマのオリジナルな性能を保つためには有効です。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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