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最新オールシーズンタイヤはどう進化? グッドイヤー新「ベクター4 GEN3」に乗ってみた

圧雪路ではタイヤを気にせず普通に走ることができる

 そんなプレミアムオールシーズンタイヤ、ベクター4シーズンズGEN3の性能はどのように向上しているのでしょうか。

 まずは2022年2月に、長野県・女神湖において冬の試走会が開催されました。

新製品グッドイヤー「ベクター4シーズンズ GEN3 SUV」を装着したトヨタ「ハリアー」で圧雪路を走行
新製品グッドイヤー「ベクター4シーズンズ GEN3 SUV」を装着したトヨタ「ハリアー」で圧雪路を走行

 まずは225/65R17 106V XLサイズのベクター4シーズンズGEN3 SUVを装着したトヨタ「ハリアー」で、一般道を走行します。

 2月の女神湖周辺は、朝晩はマイナス10度以下に下がり降雪も多い場所です。この時期、路面も圧雪路が中心となります。

 そんななか、GEN3 SUVを装着したハリアーは、タイヤを意識することなくふつうに走ることができました。特に圧雪路では駆動/制動ともに十分なグリップ力を発揮、雪詰まりによるグリップ低下も起こらずに安定した走りを続けます。圧雪路に関しては、スタッドレスタイヤとほぼ変わらない感覚で走行できます。

 もともと従来品のベクター4シーズンズハイブリッドも雪道に強いタイプのオールシーズンタイヤなのですが、新製品GEN3 SUVもその流れを汲んでいます。

 場所によっては雪が溶けてシャーベット状になっている路面や凍った路面、ウエット路面と、一般道はさまざまな路面が登場しますが、無理のない運転を心がけている限り、ヒヤッとすることはありませんでした。女神湖周辺には多くのスキー場が存在していますが、ベクター4シーズンズGEN3を装着していれば、よほどの悪天候でない限りは、スタッドレスタイヤではなくても愛車でアクセスすることは可能だと思います。

 続いて女神湖上に用意された特設コースで、現行型ベクター4シーズンズハイブリッドと新製品ベクター4シーズンズGEN3を比較します。

 まずは現行型から。195/65R15 95Vサイズを履いたトヨタ「プリウス」で試走します。

 基本的にはアイス路面の苦手なオールシーズンタイヤなので、女神湖の氷上コースでは発進の際、慎重にアクセルペダルを踏まないとスリップしてしまいます。こういうところはスタッドレスタイヤとは異なるのですが、ただし氷の上に雪があるような路面では、ある程度の発進/加速は可能です。

 スラロームに関しても同様で、速度を落として細かいアクセルワークをおこなわないとなかなか曲がりません。ハンドル応答性も鈍く、思い通りに運転することはできませんでした。

 続いて新製品のGEN3に乗り換えます。発進時にアクセルワークに気をつけないとスリップするのは従来品と同様ですが、スラローム走行で違いが出ます。ハンドルを左右に切った際の手ごたえが良く、横グリップが従来品に比べて良い印象です。クルマの鼻先が内に内に入っていく感覚が、従来品とは異なります。また圧雪した場所での制動は従来品よりも高いことを実感しました。スノーブレーキングは従来品に比べて5%向上しているそうです。

 女神湖という氷の上では、逆にスタッドレスタイヤの重要性をあらためて感じた試走会でしたが、そんななかでも新製品ベクター4シーズンズGEN3の進化ぶりも垣間見ることができました。

Nextタイヤノイズが劇的に低減 ウエット路も強い
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ネギシマコト
ネギシマコト
VAGUE編集部 副編集長
1970年東京都文京区生まれ。大学卒業後、音楽誌、美術誌(陶芸担当)の編集を経て1995年に自動車雑誌業界に入り、輸入車系月刊誌を中心に、国産車系月刊誌でもクルマのイロハを学ぶ。当初よりタイヤ担当としてほぼすべてのタイヤの試走会に参加し、今年で31年目。 最近のマイブームは鉄道での旅。移動中でもパソコン仕事ができる便利さを今さらながら知り、クルマ業界出身にもかかわらず最近はドライブする機会がめっきり減った。趣味は神社巡り(御朱印帳7冊目)、美術館巡り、落語、演劇鑑賞。大の巨人ファン。

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