最新オールシーズンタイヤはどう進化? グッドイヤー新「ベクター4 GEN3」に乗ってみた
タイヤノイズが劇的に低減 ウエット路も強い
ドライやウエット路など、夏タイヤとしての性能はどう進化したのでしょうか。この8月、千葉県にあるイベント会場で試走会が催されました。
まずは205/60R16 96V XLサイズの新製品GEN3を装着したシトロエン「ベルランゴ」で一般道を走行します。圏央道に向かい、高速走行をチェックします。

従来のベクター4ハイブリッドは、数あるオールシーズンタイヤのなかでもトータルバランスが良く、素直な特性を持っています。ただし弱点もあり、とくに高速走行時のタイヤノイズが比較的大きいのが気になる点でした。
新製品ベクター4 GEN3は「シャー」というパターンノイズも、「ゴー」というロードノイズも抑えられているのがはっきりと感じ取れます。正直、誰が乗ってもその進化を体感できます。助手席や後席に乗る子どもや奥さまでも気がつくレベルです。
資料にも、従来品と比べてパターンノイズは36%、ロードノイズは31%低減と書かれています。これは新Vシェイプトレッドによる効果。またパターン配列をより細分化することで路面からのピッチ音を分散した結果だといいます。
ワインディングでも、ベクターらしい素直なハンドリングは変わりません。これはスタンダードなエコタイヤかそれ以上の感覚で、冬タイヤに分類されるオールシーズンタイヤを履いている印象はなく、ふつうに走行できます。
続いて、特設コースにてウエットブレーキの比較をおこないます。テスト車は215/55R17 98W XLサイズを装着したトヨタ「カムリ」です。

70km/hまで加速してブレーキング、その距離をGPSを用いたデータロガーで測るのですが、何度試しても新製品GEN3のほうが短い距離で止まります。またブレーキペダルから伝わる手ごたえも新製品のほうが優れているのを感じます。リリースによると、ウエットブレーキは従来品よりも8%向上しているようです。
さらにウエットハンドリングを比較するため、205/55R16 94V XLサイズを装着した日産「リーフ」でパイロンスラロームを走行します。従来品も鈍さもなく、素直なハンドリングで好印象なのですが、新製品のGEN3は同じ速度でも横のグリップが高く、そこから先速度を上げていっても滑り出しが穏やかでした。
※ ※ ※
もともと従来品のベクター4ハイブリッドも、非常にバランスの良いタイヤで好印象だったのですが、新製品ベクター4 GEN3は、バランスの良さはそのままにさらにタイヤノイズの低減を実現。さまざまな路面の走行性能を高めながら快適性も兼ね備え、まさに「プレミアム」と呼ぶにふさわしいオールシーズンタイヤに仕上がっていました。
今回は試せませんでしたが、さらにライフ性能も向上しているということ。資料によれば、従来品よりも30%も向上しているようです。
従来品の良さはそのままに、さらに進化した新製品ベクター4シーズンズ GEN3。そのバランスの良さは試す価値ありです。
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