車中泊もオシャレが基本!アウトドアでも“おしゃキャン”できる いま流行のキャンピングカーとは?
アウトドアブームの後押しもあり、販売が好調なキャンピンカーは、コロナ禍での安心安全な移動空間と休憩場所としても注目されています。
依然として好調な推移を見せており、2021年の国内新車中古車を合わせた販売額は、過去最高の約635億円にも上るといいます。
これは、2011年の売上額が約211億円だったことから、現在の市場規模はこの10年で約3倍まで成長したことになります。
市場の拡大とともに、キャンピングカー自体にもさまざまな変化が表れています。
そのひとつが、オシャレなキャンピングカーの増加です。かつてのキャンピングカーは、清潔感は重視されていたものの、デザインとしてはパターン化され、ビジュアル面での個性は薄く、おシャレなキャンピングカーのニーズは、輸入車が中心となっていました。
ところが、アウトドアブームで、アウトドアグッズも機能だけでなく、ファッション性が重視されるようになり、ビジュアルにもコストを負担するユーザーが増えたことで、キャンピングカーも同様な流れが巻き起こっているのです。
今回は、2022年7月に開催された東京キャンピングカーショーで見つけたオシャレなキャンピングカーを紹介します。
レジストロ アウル(MYSミステック)
トヨタ タウンエーストラックをベースにレトロポップなデザインを与えたキャブコンバージョンのキャンピングカーが「レジストロ アウル」です。
ボディの下部に鮮やかな色を取り入れたツートンカラーのボディやグラフィカルなデザインロゴ、温かみのあるキャビンデザインなどは、地味なタウンエースのイメージを一新。
ミラータイプのホイールキャップが加わることで、アメリカンカスタム風味も強められています。
内装はアメリカンヴィンテージスタイルに仕上げられており、ウッド調の壁やブラウンの内装がお洒落で、まるで小さなコテージのよう。後席にもしっかりとシートベルトが備わり、乗車定員は6名まで。就寝スペースは、5名分が確保されています。室内高が1770mmあるので、車内の移動は大人の男性でも、楽々とできることも魅力。価格は510万円からとなっています。
ダルヴィ トリップログベース(ダイレクトカーズ)
ベージュのボディにお洒落なロゴでドレスアップされた「ダルヴィ トリップログベース」は、国産キャンピングカーの中でラージサイズとなるトヨタ「カムロード」をベースとしたキャブコンバージョンです。
その特徴は、ウッドベースの名が示すように木材にこだわった内装にあります。
床から壁、天井までに木材が使われているので、まるで車内は小さな住宅やホテルの一室のよう。装備も、32インチの大型液晶テレビキャビンやセミダブルベッド、148Lの冷蔵庫など、装備も住宅顔負けで、ゆったりと寛ぐことができます。
豪華な装備を備える広い車内を持つキャンピングカーは他にもありますが、やはり、ボディカラーは白が基本。このように全塗装やデザインされたロゴなどでお洒落に纏められたものは多くはありません。価格は1395万円からと高価ですが、充実装備と洒落たデザインから、人気は高いそうです。また同じトラックベースのもので海をテーマとし、クールグレーのボディカラーを纏った「ダルヴィ江の島」というモデルもあるそうです。
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