スバルの新クロスオーバーSUV「クロストレック」はなぜ本家インプレッサより先にデビューするのか?
SUV人気の追い風を受けて本家よりも先にデビュー
スバルのコンパクトクロスオーバーSUV「XV」がフルモデルチェンジ。それを機に、北米仕様などで使われていたネーミング「クロストレック」へと改名されることになった。

新生クロストレックのボディには、これまでのXVと同様、“クラッディング”と呼ばれる無塗装の黒い樹脂パーツが組み合わされ、力強いアウトドアテイストを演出。さらに、大径タイヤとリフトアップされたサスペンションでゆとりのロードクリアランスを確保している。
ライバルは、トヨタ「カローラクロス」やマツダ「CX-30」あたりのクロスオーバーSUV。ホンダには直接的なライバルが存在せず、サイズ的には「ヴェゼル」と「ZR-V」の中間に位置する。ちなみに、上記のモデルのなかで全高1550mmの制限がある機械式立体駐車場に入庫できるのは、CX-30とクロストレック(ルーフレール/シャークフィンアンテナなし仕様)のみである。
今回のフルモデルチェンジで興味深いのは、新生クロストレックとそのベースモデルである「インプレッサ スポーツ」との関係性だ。これまでは、インプレッサが先にフルモデルチェンジし、追って派生モデルであるXVが登場する流れになっていた。
しかし新型では、クロストレックの方が先にデビューを果たしている。どうやら、世界的なSUV人気を受け、インプレッサ スポーツよりもXVの方が人気を得た結果、モデルチェンジの順番が入れ替わったようである。

新生クロストレックのパッケージングは、基本的に従来型XVのものを踏襲。“SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)”と呼ばれるシャシやボディは、先代のそれをベースとしている。
とはいえ、単なるキャリーオーバーではない。たとえば車体設計には、“フルインナーフレーム構造”と呼ばれる、車体剛性のアップと軽量化を両立するアイデアを導入。加えて、サスペンション取りつけ部の剛性アップや構造用接着剤の使用箇所拡大、さらに、ルーフパネルとブレース(補強材)間に弾性接着剤を使用し、振動を減衰させることで室内の静粛性を高めているのが新しい。
そのほか走行性能を高める技術として、なめらかなステアリングフィールを実現する“2ピニオン電動パワーステアリング”や、一般的な負圧式よりも応答性に優れた“電動ブレーキブースター”などを新採用。これらの新しい構造や装備は、「レヴォーグ」や「WRX」に搭載されているものを踏襲している。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】