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まるで新車!走行距離413kmの1989年製フェラーリ「テスタロッサ・スパイダー」が英国オークションに登場 その驚きの落札価格とは?

146万7400ポンド(日本円でおよそ2億4800万円)で落札

 RMサザビーズ社は2022年11月5日、英国ロンドンにあるマールボロ・ハウスで毎年恒例のオークションを開催しました。

 数多く出品されたスーパーカーのうち、注目されたのは、1989年製「テスタロッサ・スパイダー」です。最終的に146万7400ポンド(日本円でおよそ2億4800万円)で落札されました。

英国で開催されたオークションに出品された1990年製フェラーリ「テスタロッサ ピニンファリーナ スパイダー」
英国で開催されたオークションに出品された1990年製フェラーリ「テスタロッサ ピニンファリーナ スパイダー」

 このテスタロッサ・スパイダーは、1989年11月にオーダーされた走行距離413kmの未登録車です。

 イタリアのコーチビルダー、ピニンファリーナが、ブルネイ王室のために制作した7台のスパイダーモデルのうちの1台で、それぞれが異なるエクステリアとインテリアカラーのコンビネーションで仕上げられたといいます。

 このテスタロッサ・スパイダーは驚くべきことに一度も新車登録されておらず、いままで一度も公道走行をしていないと考えられます。そのすべては静態展示されていたようです。登録書類がないため、購入者は入札前に管轄の国の機関に、このクルマの登録に関して確認する必要があります。

 2021年、静態展示されていたこのクルマは、イタリアの2つの工場でレストアがおこなわれました。まず同年3月にピニンファリーナに戻り、カンビアーノ工場の技術者がコンバーチブルのフードを修理し、開閉機構を機能させるとともに、フルリペイントを施しました。

 その1か月後にはインテリアのリフレシュもおこなわれました。ピニンファリーナによるレストアの総額は9万4300ユーロ(約
1400万円)にも上りました。

 さらに同年11月にはマラネッロの専門店、カロッツェリア・ザナシに運ばれ、マシンのフルコンディションがおこなわれました。クラッチや燃料ポンプの交換に加え、エンジンやサスペンションの分解・洗浄・修復をおこない、新品同様にレストアされました。その総額は8万3170ユーロ(約1230万円)といいます。

 落札価格は140万ポンド(約2億3700万円)から180万ポンド(約3億50万円)になると予想されており、今回の落札結果は順当なものに落ち着きました。

※ ※ ※

 テスタロッサ・スパイダーは、1980年代に、当時もっとも愛されたドライビング・アーケードゲーム、セガの「アウトラン」で登場するモデルです。1986年にアーケード版として登場、メガドライブ用や近年ではニンテンドー3DS用としても登場しました。

 このゲームは、低速で走るクルマとの接触を避けながら、ヤシの木が立ち並ぶ道路でテスタロッサ・スパイダーを操縦するというものです。砂漠や巨大な石の門、古い街並み、風車のある通りなど美しい風景の中を、金髪の美女を乗せて走破していくという元祖ドライビングゲームで、当時はゲーム開始時にBGMを3種類から選べることも話題となりました。

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