なぜ5代目新型「プリウス」は「100%PHEV」になる? 電動化強調の欧州トヨタの狙いとは
EVモードの航続距離は従来より50%以上拡大
トヨタの欧州部門は2022年11月16日、新型「Prius(プリウス)」の欧州仕様を発表しました。

プリウスは「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーで、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生。
2代目は、プリウスの特徴ともいえる「モノフォルムシルエット」を初採用し、進化したシリーズパラレルハイブリッドシステム(THSⅡ)の搭載でさらなる燃費向上を達成。3代目は、エンジン排気量を1.8リッターに拡大し、ハイブリッドシステムをより高効率化したことで、燃費だけでなく走行性能も強化しました。
4代目は、TNGAプラットフォームを初採用し、さらなる環境性能の向上と進化した走りを実現しました。
プリウスは、誕生から25年間、車名が意味する「先駆け」の言葉通り、圧倒的な燃費性能を備えた新世代のエコカーとしてHEVの普及を牽引し続けています。グローバル累計販売台数は約505万台に達します。
今回登場した5代目となるプリウスは、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を併せ持ったエモーショナルなプリウスへと進化しました。
日本では1.8リッターと2リッターのハイブリッド、およびPHEV(プラグインハイブリッド)の展開になりますが、欧州ではPHEVのみとなります。
新型プリウスPHEVは、2リッタープラグインハイブリッドシステムをトヨタ初採用。エンジンとバッテリーのシステム最高出力は223馬力を達成しています。
0−100km/h加速は6.7秒というパフォーマンスを発揮します。またEV走行距離は、従来型に比べ50%以上向上。日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるよう、バッテリー性能を向上しています。
新型プリウスPHEVは、欧州では2022年12月5日に初公開される予定です。
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2022年10月、欧州連合理事会(EU)と欧州議会が定めた乗用車・小型商用車の二酸化炭素排出基準に関する規則の改正案では、EUでは2035年までに「全ての新車をゼロエミッション化」するとされました。
これは実質、2035年以降に内燃機関搭載車(ICE)の生産を禁止するという内容です。これにはハイブリッド車も含まれます。
ただプラグインハイブリッド車に関しては、欧州委員会が2026年に進捗評価をおこない、規制の見直しをおこなう余地を残しています。
こうした欧州での流れに対し、欧州トヨタでは新型プリウスはPHEVのみとしたと考えられます。
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